藤原 こんにちは、藤原です。
今回は、AIが暗号資産を売買して増やすという触れ込みのサイトを調べました。
Yenno Xylosです。
トップページには入金額を入れる計算機があって、金額と日数を選ぶと見込み残高が出ます。
私のところにも、「AIが自動で増やすサイトに登録して大丈夫ですか」という相談がLINEに来ています。
そこで、実際に登録画面まで進んで実態を調査してみました。
藤原 長年この世界を見ていますが、計算機を置いているサイトは中身がその数字に追いつきません。
結論からお伝えすると、⚠️ Yenno Xylosは詐欺の疑いが強く、お金を入れるのはやめてください。
また、優良だと判断できた投資や副業はLINEの方でお渡ししています。
気軽に相談してくださいね。
下のボタンから、私のLINEに届きます。
Yenno Xylosを調べた結論
Yenno Xylosは、入金してはいけないサイトです。
トップページは、この画面から始まります。

見ての通り、最初に目に入るのは「いくらになるか」の計算機です。
判断の根拠は、運営が自分で書いている免責の文章です。
サイトの下部に「当サイトに表示されている名称は、特定の事業体、サービス提供者、または実在の個人の存在を示すものでも、示唆するものでもありません」と書いてあります。
つまり、Yenno Xylosという名前は実在する会社を指していません。
藤原 名乗っている名前が実体を持たない、と運営自身が宣言しているわけです。
この記事は、次のどれかに当てはまる方に向けて書いています。
- 広告から登録画面まで進んだ
- 電話番号とメールを入力してしまった
- ブローカーの担当者から連絡が来ている
どれも、評判を探すよりサイトに書いてある文章を読んだほうが早く答えが出ます。
自分の場合はどうすべきか、というところは私が直接お答えします。
副業のこと、私が直接お答えします
Yenno Xylosが詐欺と検索される理由
検索されるのは、サイトを開いても運営している会社の名前が出てこないからです。
会社概要にあたるページは無く、連絡先はこの画面だけでした。

あるのはメールアドレスと入力フォームだけで、住所も電話番号もありません。
日本の会社であれば載せる特定商取引法に基づく表記も、どのページにも見当たりませんでした。
藤原 連絡が取れる先が無いところに、お金の話を持ち込むのは危ないです。
まずは、いちばん目立つ計算機の数字から確かめます。
Yenno Xylosの見込み残高の計算機を検算した
この計算機は、日利5%の複利で回っています。
初期状態では、こう表示されます。

250と入れて50日を選ぶと、2,867円と出ます。
日数を動かすと、数字はこう変わりました。
| 期間 | 10万円を入れた場合の見込み残高 |
|---|---|
| 10日 | 162,890円 |
| 30日 | 432,195円 |
| 50日 | 1,146,740円 |
| 100日 | 13,150,126円 |
10日で1.63倍というのは、1.05を10回掛けた数字とぴったり一致します。
30日も50日も100日も、同じ計算で全部合いました。
藤原 利回りを一切変えず、毎日5%増える前提で回しているだけの計算機です。
その計算を、もう少し伸ばしてみます。
Yenno Xylosの計算は100日で131倍になる
100日を選ぶと、画面はこう変わります。

10万円が1,315万円で、131倍です。
同じ式を1年、つまり365日に伸ばすとどうなるか。
10万円が5兆円を超えます。
この時点で、実際の運用成績とは無関係な数字だと分かります。
藤原 月利や年利ではなく、日利で複利を掛けるとこうなります。
サイト自身が掲げている数字にも、同じ性格のものがありました。
Yenno Xylosの精度85%という表示
主要機能の一覧には、こう書かれています。

パフォーマンス率が「精度85%」となっています。
何を85%当てたのか、期間も件数も書かれていません。
検証できる形になっていない数字は、根拠として使えません。
藤原 数字を出すなら、いつからいつまでの何件かまで書くのが普通です。
では、その数字を作る方法として何が説明されているのか。
Yenno Xylosが説明している稼ぎ方は取引所間の価格差
サイトが挙げている方法は、取引所ごとの値段の差を取ることです。
仕組みの説明は、この部分に書かれていました。

要するに、A社で安く買ってB社で高く売る、という差額取りです。
手法そのものは実在します。
ただ、両方の取引所に前もってお金を置いておかないと成立しません。
価格差は数秒で消えるので、送金してから買うのでは間に合わない世界です。
藤原 だからこそ、誰の口座でそれをやるのかが問題になります。
利用規約の第1条には、こう書かれていました。
「本ウェブサイトでは、第三者のプラットフォーム上の取引サービスに関する情報をご覧いただけます」
説明されている手法を実行するのは、Yenno Xylos自身ではないということです。
この数字の出し方は、免責の文章を読むと意味が変わってきます。
もう入力してしまった方も、迷っている段階の方も同じように受けます。
Yenno Xylosの利用規約に書かれていたこと
このサイトでいちばん強い証拠は、運営自身が書いた免責でした。
全ページの最下部に、この文章が入っています。

読み解くと、書いてあることは2つです。
ひとつは、Yenno Xylosという名前が実在の事業者を指していないこと。
もうひとつは、サイトに出ている人物が全員プロの俳優だということです。
藤原 体験談も顔写真も、演出だと本人たちが書いています。
同じ書き方をしていたサイトは、以前にも調べました。
Yenno Xylosの体験談は再生できなかった
トップページには「Yenno Xylosでの実際の成功体験談」というコーナーがあります。
ただ、スマートフォンで開くと、その手前の紹介動画からこの表示になりました。

Player errorと出て、動画が再生できません。
パソコンで開き直すと、体験談の枠は空白のままです。
再生できたとしても、出演しているのは免責のとおり俳優です。
同じ免責を掲げていたNototalk Capitalは、有名人が捕まったというデマの広告から人を集めていました。
こちらでも、体験談の動画と免責の文章が真逆のことを言っています。
藤原 広告のつくりが違っても、下に敷かれている免責は同じ文面です。
そして運営は、自分の立場についてもはっきり書いていました。
Yenno Xylosは金融サービス事業者ではないと書いている
免責の別の段落には、こうあります。

「金融サービス事業者ではなく、金融アドバイスを提供する資格も有していません」と書かれています。
同じ文章の中には、提携する広告主から広告料を受け取る場合があるとも書いてありました。
運用する会社ではなく、どこかの業者に人を送って報酬を得る立場だということです。
一方でトップページには、こう書かれています。

評価は4.7で、189件のレビューと247件の評価が根拠だそうです。
レビューの件数と評価の件数が食い違っていますが、どちらの一覧も見られません。
藤原 点数だけあって、中身が1件も読めないタイプです。
この型のサイトについては、LINEにも「知らない番号から電話が来た」という相談が続いています。
では、登録するとどこに繋がれるのかを確認しました。
Yenno Xylosに登録すると担当ブローカーに繋がれる
登録の先にいるのは、Yenno Xylosではなく「担当ブローカー」です。
チームのページの下に、こう書いてありました。

「当社が適切なブローカーにおつなぎします」と書かれています。
どこのブローカーなのかは、登録前には分かりません。
お金を預ける相手を、名前も知らないまま決めることになります。
藤原 どこに口座を作るのかは、入金より前に知っておくべき情報です。
入金額についても、気になる表示がありました。
Yenno Xylosの最低投資額は250円ではない
よくある質問には、最低投資額がこう書かれています。

「初回に250 ¥を入金すると、実取引を開始できます」とあります。
250円で暗号資産の自動売買が始まる、という意味になります。
海外の同種のサイトでは、最低入金額を250ドルに置くのが定番です。
数字はそのままで、通貨記号だけを円に置き換えた表示だと考えられます。
藤原 250円のつもりで進むと、請求されるのは約4万円になります。
出金についても、同じページに説明がありました。
Yenno Xylosの出金はブローカー側の話になる
よくある質問には、銀行振込やカード、電子ウォレットで簡単に出金できると書かれています。
ただ、免責を読むと責任の所在が変わります。

「本情報提供サイトを通じて、またはそれに関連して発生したいかなる損失についても、Yenno Xylos は責任を負いません」とあります。
出金できなかったときに掛け合う相手は、Yenno Xylosではなくブローカーになります。
そのブローカーの名前は、登録するまで分かりません。
LINEでも「どこの会社に口座を作ったのか分からない」という声をいただいたことがあります。
藤原 出せるかどうかを確かめる方法が、入金する前に用意されていないんです。
すでに担当者から連絡が来ている方も、ここを読んで手が止まった方もいると思います。
その先どうするかは、いまどこまで進んでいるかで変わります。
気になることがあれば、一言だけでも私に聞いてください。
250という数字が置き換えられずに残っていたのと同じ跡は、ページの中身にもありました。
Yenno Xylosは日本向けに作られていない
このサイトは、他の国向けに作られたものを日本語に差し替えただけです。
証拠は、ページを動かしているプログラムの中にありました。

電話番号の入力欄で使う国の初期設定が、trになっています。
trはトルコを指す国コードです。
同じファイルの少し下には、電話番号の見本も書かれていました。

国番号は90、入力例は0501 234 56 78で、どちらもトルコの携帯電話の形式です。
日本語で「日本の投資家は」と書いているページの裏側が、これです。
藤原 日本人向けに用意されたサービスではない、ということがここで分かります。
日本のパートナーがいるという表示についても確かめました。
Yenno Xylosのパートナー表示に社名がない
トップページには、提携先だというロゴが並んでいます。

「世界有数の暗号資産取引所へつながる」と書かれています。
ただ、どの取引所と提携しているのかは1社も名指しされていません。
提携という言葉だけが置かれている状態です。
藤原 本当に提携しているなら、社名を出したほうが信用されます。
運営している人たちの情報も並べます。
Yenno Xylosの運営会社と評判を調べた
運営会社の名前は、どこにも出てきません。
代わりに載っているのが、この6人です。

見ての通り、顔画像は写真ではなく、絵に近い質感です。
実在の人物を撮った写真は、1枚も使われていません。
藤原 免責の「プロの俳優」という説明とも、実際には合っていません。
ドメインの取得日も確認しました。
Yenno Xylosのドメインは2026年8月に取得されたばかり
このサイトのドメインが登録されたのは、2026年8月11日です。
有効期限は1年後に設定されていました。
サイト本文には「2026、暗号資産取引を新たな段階へと導くYenno Xylosが登場」と書かれています。
つまり、公開から2週間ほどのサイトが189件のレビューと4.7の評価を掲げていることになります。
ネット上を調べても、実際に使った人の声は1件も見つかりませんでした。
藤原 良い評判も悪い評判も無いのは、まだ誰も使っていないからです。
同じ名前を使う別のサイトも見つかりました。
同じ名前で数字の違うサイトがもうひとつある
ハイフンの入った別のドメインにも、同じ名前のサイトがあります。

こちらは評価が4.8で、根拠は868件のユーザー評価だそうです。
同じ名前なのに、点数もレビュー件数も別物です。
月間ビジター数500万人超という表示もありました。
藤原 どちらが本物かではなく、どちらの数字も確かめられない、というのが答えです。
名前を出してもらえれば、調べたことがあるものはその場でお答えします。
Yenno Xylosは金融庁の登録を受けているのか
金融庁の登録は確認できませんでした。
日本国内で投資の勧誘を業として行うには、金融商品取引法にもとづく登録が要ります。
無登録で営業している業者は、金融庁が名前を公表しています。
金融庁の無登録で金融商品取引業を行う者の名称等についての一覧を開いて確認しました。
国内業者と海外所在業者の両方の一覧を検索しましたが、Yenno Xylosという名前は載っていません。

ただし、同じページに金融庁自身がこう書いています。
「掲載されていない者でも、無登録営業に該当する行為を行っていることがあり得ますのでご注意ください」。
一覧に無いことは、安全である証明にはなりません。
藤原 名前を変えて出し直せば、公表が追いつかないからです。
消費者庁も、SNSきっかけのもうけ話について注意喚起のページを出しています。
相談の実例は国民生活センターの儲け話に関するトラブル特集にまとまっています。
登録の前に読んでおけば、断る材料が増えるはずです。
Yenno Xylosは詐欺の疑いが強い|まとめ
Yenno Xylosは、入金してはいけないサイトです。
判断の決め手になったのは、この免責の文章でした。

確認できたことを3つにまとめます。
トップページの計算機は日利5%の複利で、1年に伸ばすと10万円が5兆円を超えること。
運営自身が「名称は実在の個人の存在を示さない」「写真や動画はプロの俳優」と書いていること。
会社名も所在地もなく、登録の先は名前の分からない「担当ブローカー」であること。
藤原 自分たちで実体が無いと書いている相手に、お金を渡す理由はありません。
暗号資産のまわりには、それらしいサイトがいくらでも出てきます。
作りの見た目だけで本物かどうかを判断するのは、もう無理があります。
このサイトも、大手の取引ツールと並べて見分けろと言われたら難しいです。
顔写真も体験談も並んでいて、そこに「全部演出です」と小さく書いてあるだけです。
私はこの手のサイトを何十件も開いてきたので、どこを読めば分かるかは体で覚えています。
「登録画面まで進んでしまった」
「もう入金してしまった」
「これから投資を始めたいだけ」
どの状況でも、そのままLINEに送ってください。
私が自分のお金で動かして続けているものも、あわせてお伝えできます。
私も昔、同じような画面の数字を信じて数百万円の借金を作りました。
だから、入金する前の段階で声をかけてもらえるのがいちばん助かります。
いま聞きたいことが無い方も、登録だけしておいてもらって大丈夫です。
新しく調べたサイトの結果は、そのつど流しています。
一人で判断すると、比べる材料がないまま入金することになります。
藤原 名前だけ送ってもらえれば、調べたことがあるものはその場で答えますよ。
短い一行でも、必ずお返事します。

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