藤原 藤原

こんにちは、藤原です。

「AIが暗号資産を自動で運用してくれる」

ザイチェーンAIという名前を見かけて、調べている方が多いと思います。

⚠️ 公式サイトを一通り確認した結果、ザイチェーンAIへの登録はおすすめできません。

サイトに金融庁と日本銀行のロゴが並んでいる一方で、同じサイトの別ページには正反対のことが書かれていました。

運営している会社の名前も、どこにも出てきません。

数百件のネットビジネスを見てきた私が、その食い違いをお見せします。

私が自分で試して続いている投資の話も、LINEで共有しています。

ザイチェーンAIは詐欺?公式サイトを調べた結論

ザイチェーンAIは、お金を入れる前に立ち止まったほうがいいサイトです。

公式サイトを開くと、最初に出てくるのがこの画面です。

ザイチェーンAI公式サイトの冒頭。「ザイチェーン AI ― AIエージェント取引基盤」の見出しと、名・姓・メールアドレス・電話番号を入力する口座開設フォームが並んでいる

入力するのは名前とメールアドレスと電話番号の4項目だけです。

判断の材料になったのは、次の3つでした。

ザイチェーンAIをおすすめしない理由
  • 金融庁のロゴを載せながら、別ページには承認ではないと書いている
  • 成功率の数字が、同じサイトの3か所で全部違う
  • 記載の電話番号が、六本木ヒルズの総合案内の番号だった

どれも他社の情報ではなく、ザイチェーンAI自身のページに書かれていることだけで確認できます。

藤原 藤原

外から粗探しをするまでもなく、サイトの中で話が合っていません。

すでに電話がかかってきている方もいると思います。

どこまで進んでいるか、そのまま聞かせてください。

ザイチェーンAIとは?250ドルから始めるAI自動売買

ザイチェーンAIは、暗号資産をAIが自動で売買するとうたうサイトです。

対象はBTC/USDやETH/USDなどのペアだと書かれています。

取引条件が並んでいるのが、この帯の部分です。

ザイチェーンAIの条件表示。最低入金額US$250(約37,500円)、デモ口座無料、スプレッド0.1pips〜、最大レバレッジ×1000、サポート体制は日本語24時間365日と並んでいる

最低入金額はUS$250(約37,500円)です。

デモ口座は無料で試せると書かれています。

ザイチェーンAIのレバレッジ1000倍は日本の登録業者では出せない

条件のなかで真っ先に目についたのが、最大レバレッジ×1000という表示です。

レバレッジは、手元の資金の何倍まで取引できるかを示す倍率です。

1000倍なら、37,500円を預けて3,750万円分を動かす計算になります。

日本で登録を受けた業者の場合、個人向けの倍率は法令で上限が決まっています。

取引の種類日本の登録業者の上限ザイチェーンAIの表示
店頭FX25倍
暗号資産証拠金取引2倍1000倍

1000倍という数字は、日本の登録業者からは出てこない条件です。

藤原 藤原

倍率が大きいほど、負けたときに元手が消えるのも一瞬になります。

では、その運営はどこの誰なのか。

ザイチェーンAIは金融庁と連携しているのか

ザイチェーンAIの公式サイトには、金融庁と日本銀行のロゴが並んでいます。

ただ、同じサイトの別のページには、それを打ち消す一文が置かれていました。

金融庁のロゴの横に「監査」と書かれている

「ザイチェーン AIの信頼を支える基盤」という見出しの下に、こんな画像が貼られています。

ザイチェーンAI公式サイトの「信頼を支える基盤」。三菱UFJ信託銀行、金融庁、野村アセットマネジメント、みずほフィナンシャルグループの見出しとロゴが並び、右側に自動売買成功率92.7%などの数字が載っている

見出しには「国内の主要金融機関・監督当局との連携のもと」と書かれています。

金融庁の欄に添えられている説明が、こちらです。

日本の金融監督機関として、本プラットフォームの運営が法的に適正であるかを監査。

ザイチェーンAI公式サイトより

金融庁が、民間の取引サービスを個別に監査して適正だと認める仕組みはありません

金融庁が公表しているのは、免許・許可・登録等を受けている事業者一覧という登録の一覧だけです。

藤原 藤原

そもそも監督する側が、特定の業者の看板になることはありません。

さらに、みずほフィナンシャルグループという見出しの下に置かれているロゴは、日本銀行のものでした。

見出しとロゴが噛み合っていない画像を、そのまま貼っている状態です。

同じサイトの別ページには正反対のことが書いてある

トップページで金融庁のロゴを掲げながら、運営情報のページにはまったく逆の一文が置かれていました。

ザイチェーンAIの運営情報ページ。「FSAは制度・注意喚起の確認先であり、当社サービスへの承認・推奨を意味するものではありません」と書かれている

FSAは制度・注意喚起の確認先であり、当社サービスへの承認・推奨を意味するものではありません。

ザイチェーンAI公式サイトより

FSAは金融庁の英語表記です。

つまり自分のサイトの中で、金融庁の承認を受けていないと認めていることになります。

読む場所によって説明が逆になるサイトを、信じる材料にはできません。

なお、金融庁が公表している無登録で金融商品取引業を行う者の名称等についてのリストも実際に開いて検索しました。

ザイチェーンAIの名前は、2026年8月20日時点で掲載されていません。

ただしこれは、安全だと確認できたという意味ではありません。

ザイチェーンAIの成功率は84%と92.7%と99.2%で食い違う

ザイチェーンAIが出している成功率は、同じサイトの3か所で全部違う数字でした。

トップページの特徴一覧に書かれているのが、この数字です。

ザイチェーンAIのプラットフォームの特徴一覧。取扱資産や入金方法が並び、いちばん下の「成功率」の欄に「84%の高いパフォーマンスを実現」と書かれている

いちばん下の成功率の欄は84%です。

一方、さきほどの「信頼を支える基盤」の画像には、自動売買成功率92.7%と書かれていました。

さらに運営情報のページでは、取引精度99.2%となっています。

書かれている場所表示されている数字
トップページの特徴一覧成功率 84%
信頼を支える基盤の画像自動売買成功率 92.7%
運営情報・お問い合わせ取引精度 99.2%

同じサービスの成績が、ページごとに15ポイント以上ずれています。

藤原 藤原

本当に集計している数字なら、こんなにばらつきません。

数字を並べること自体が目的になっていて、中身の管理が追いついていない状態です。

ザイチェーンAIの1日1150ドルは元手の4倍を毎日稼ぐ計算

ザイチェーンAIが出している稼げる金額は、最低入金額と並べると成り立たなくなります

運営情報のページに書かれているのが、この一文です。

ザイチェーンAIの運営情報ページ。取引条件として最小入金額US$250、レバレッジ最大1000倍、参考指標として取引精度99.2%、日次の収益ポテンシャルは最大US$1150/日と書かれている

日次の収益ポテンシャルは最大US$1150/日(約172,500円)とあります。

同じページに、最小入金額はUS$250と書かれています。

この2つを割ってみます。

項目金額元手に対する割合
最小入金額US$250
1日の収益ポテンシャルUS$11501日で460%
30日続いた場合US$34,500元手の138倍

預けたお金の4.6倍が、毎日入ってくる計算です。

藤原 藤原

これが本当なら、1か月で37,500円が500万円を超えます。

トップページには「2か月前に登録したユーザーの収益ランキング」も出ていて、1位は1,917万円と表示されていました。

数字だけが先に決まっていて、根拠が後ろに付いてきていません。

ザイチェーンAIに登録すると担当者から電話がかかってくる

ザイチェーンAIに登録すると、入力した電話番号に担当者から連絡が来ます

これは推測ではなく、フォームのすぐ下に書かれていることです。

ザイチェーンAIの登録手順。4つのステップとして、フォーム送信、担当者からの確認の電話、¥38,000の初回入金でシステムを有効化、翌日には最初の運用結果が並んでいる

ステップ2が「担当者からの確認のお電話をお待ちください」です。

そしてステップ3が「¥38,000の初回入金でシステムを有効化」となっています。

つまり、電話を受けてから入金する流れが最初から組まれています。

順番起きること
1フォームに名前・電話番号・メールを入力
2提携ブローカーへ情報が渡る
3担当者から電話がかかってくる
438,000円を入金するよう案内される

利用規約には、フォームの内容が提携先へ提供されると書かれていました。

その提携先がどこの会社なのかは、入金するまで出てきません。

藤原 藤原

相手の会社名が分からないまま電話で入金を決めるのは、いちばん避けたい形です。

私のLINEにも、同じ形の投資サイトについて「登録した翌日から毎日電話が来る」という相談が届いています。

ザイチェーンAIの料金は34,000円と最低入金37,500円

ザイチェーンAIには、入金とは別に34,000円の有料プランが用意されています。

料金表が置かれているのが、この部分です。

ザイチェーンAIの料金プラン。お試しプランは無料、標準プランは34,000円、上位プランはカスタム価格と表示され、それぞれに今すぐ申し込むボタンが付いている

標準プランが34,000円、上位プランはカスタム価格と書かれています。

金額を出していないプランがある時点で、総額がいくらになるのか分かりません。

支払うもの金額
お試しプラン無料
標準プラン34,000円
上位プラン記載なし
最低入金額US$250(約37,500円)
ステップ3の初回入金38,000円

同じサイトの中で、最低入金額が37,500円と38,000円の2通りで書かれています。

藤原 藤原

お金を払うことより、総額が分からないまま進むほうが問題です。

まだ入金していない段階なら、ここで止めれば失うものはありません。

入金を勧められているなら、払う前に聞かせてください。

ザイチェーンAIの口コミ・評判は公式サイトの中にしかない

ザイチェーンAIの評判は、公式サイトの外に出ると1件も見つかりませんでした。

まず、公式サイトに載っている良い声からです。

公式サイトに載っている利用者のコメントが、この4件です。

ザイチェーンAI公式サイトの利用者コメント。佐藤健一42歳横浜、中村美咲36歳福岡、高橋亮51歳札幌、山口彩39歳名古屋の4人の顔写真とコメントが並んでいる

顔写真と年齢と職業と居住地が付いた、丁寧な作りです。

ただし4件とも、書かれているのは操作感とサポートの話だけでした。

いくら増えたという話は、コメントには出てきません。

金額が出てくるのは、別の10人が並ぶこちらのランキングです。

ザイチェーンAIの「2か月前に登録したユーザーの収益ランキング」。1位の佐藤拓真が1,917万円、2位の渡辺恵美が1,726万円など10人の名前と金額が並んでいる

1位は1,917万円と表示されています。

この10人は名前と金額だけで、コメントの4人とは別人です。

藤原 藤原

感想を言う人と、金額を出す人が、きれいに分かれているのが気になります。

公式サイトの外では、ザイチェーンAIを実際に使ったという声を私は見つけられませんでした。

Trustpilotで4.7点・1,060件という表示もあります。

ただ、その集計元を私の側で確認することはできませんでした。

探して1件も出てこないサービスに、37,500円を先に預ける理由はありません

口コミが見つからなくて迷っているなら、そのまま聞いてください。

ザイチェーンAIの運営会社と電話番号を調べた

ザイチェーンAIの運営会社は、公式サイトのどこにも書かれていません

フッターに出ているのは、住所と電話番号だけでした。

ザイチェーンAI公式サイトのフッター。ロゴと住所「六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー、106-6108 東京都港区」、電話番号「+81 3 6406 6000」が記載されている

住所は六本木ヒルズ森タワー、電話は+81 3 6406 6000です。

法人名も、法人番号も、責任者の名前もありません。

ザイチェーンAIの電話番号は六本木ヒルズの総合案内だった

この電話番号を、六本木ヒルズの公式サイトで確認しました。

六本木ヒルズ公式サイトのインフォメーションセンターの案内。住所は東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー2F、TELは03-6406-6000、電話受付時間は11時から19時と記載されている

03-6406-6000は、六本木ヒルズのインフォメーションセンターの番号でした。

ショッピングモールの総合案内であって、金融サービスの窓口ではありません。

しかも受付時間は11時から19時までです。

項目六本木ヒルズ公式ザイチェーンAIの表示
03-6406-6000インフォメーションセンター問い合わせ先
受付時間11:00〜19:0024時間365日サポート
藤原 藤原

24時間対応と書いてある番号が、19時で閉まる案内所につながります。

ザイチェーンAIはクラチェーンAIと同じ住所と電話番号を使っている

この住所と電話番号には、見覚えがありました。

以前調べたクラチェーンAIという投資サイトが、同じ番号を使っていたからです。

住所も同じ六本木ヒルズ森タワーでした。

そちらは国谷裕子さんや報道ステーションを装った偽広告で人を集めていました。

行き着く先は、金融庁に無登録の海外業者の口座でした。

名前を「クラチェーン」から「ザイチェーン」に変えただけで、住所も電話番号もそのままです。

同じ材料を使い回して、ブランド名だけ差し替えていると見ています。

クラチェーンAIの記事には登録後に何が起きるかまで書いているので、先に読んでおくと流れが分かります。

ザイチェーンAIは詐欺の危険が高い|まとめ

ザイチェーンAIは、金融庁のロゴ、成功率、電話番号、料金のどれもが自分のサイトの中で食い違っていました。

出金についての説明が置かれているのが、この部分です。

ザイチェーンAIの「出金の流れ」と「安全性とリスクについて」。出金所要時間は確認工程や決済事業者により変動する、本サービスに関連する取引は元本保証ではないと書かれている

出金にかかる時間は「決済事業者、銀行、ブロックチェーン混雑状況等により変動」とだけ書かれています。

いつ戻るのかは、どこにも約束されていません。

会社名が分からない相手に37,500円を預けて、返ってこなくても連絡先は六本木ヒルズの案内所です。

私はこのサイトに1円も入れません。

私は、預けるだけで毎日4倍になるような話は持っていません。

でも、相手の会社名と登録が自分で確認できる始め方なら知っています。

「電話がかかってきて迷っている」

「もう入金してしまった」

どちらの方も、分かっている範囲だけで構いません。

すでにクレジットカードで払った場合は、カード会社に連絡することで支払いを止められることがあります。

いま何かを始めるつもりがなくても、登録だけしておいて損はありません。

似たサイトが名前を変えて出てきたときに、すぐ私に聞けます。

藤原 藤原

「これ大丈夫ですか」の一言で構いません。

目を通したうえで、私からお返事します。