こんにちは、藤原です。

「あの有名人が投資を教えている」という広告は、SNSを見ていると本当によく流れてきます。

Shift Levora Sysも、Instagramでその形で人を集めていました。

使われていたのは、堀江貴文と、日本銀行総裁の植田和男の画像です。

藤原 藤原

私のところにも「Shift Levora Sysに登録して大丈夫でしょうか」という相談がLINEに来ています。

そこで、広告の先がどこにつながっているのかを実際に調べてみました。

結論から言うと、⚠️Shift Levora Sysは詐欺の疑いが強く、名前やメールアドレスを入力しないでください。

数百件の投資や副業を調べてきた私が、広告の裏側で何が起きているかをお伝えします。

また、私が調べて安全性を確認できた投資や副業の情報は、LINEのほうで共有しています。

お金のことで気になっていることがあれば、気軽に聞いてくださいね。

有名人の名前を使う広告は何件も追っているので、同じ形かどうかを判断できます。

Shift Levora Sysは詐欺なのか|結論

Shift Levora Sysは詐欺の疑いが強く、広告からは絶対に進まないでください。

理由は、進んだ先で何が起きるかを事前に確かめる方法がないからです。

広告のページを直接開いても、この結果になります。

広告ページを直接開いたときの確認結果。何も表示されず、受け取った中身の量は0バイトだったと記録されている

真っ白な画面が出るだけで、サービスの説明も会社名も出てきません。

広告をクリックした人にだけ中身を出す作りになっています。

つまり、自分で調べようとした人には最初から何も見せない設計です。

そして進んだ先は、日本の登録を受けていない海外の取引サイトでした。

藤原 藤原

広告に有名人を出しておいて、行き先だけは見えない。この組み合わせがいちばん危ないところです。

Shift Levora Sysを調べてわかったこと
  • Instagramの広告に堀江貴文と植田和男の画像を使用
  • 広告ページを直接開くと何も表示されない
  • ドメインは2026年6月23日に取得されたばかり
  • 同じURLが以前はSlide 100 Fertinexという別名で使われていた
  • 行き先は日本の登録がないFxVergeという海外の取引サイト

金融庁も、詐欺的な投資勧誘への注意をくり返し出しています。

根拠は、このあと1つずつ確認していきます。

その前に、もう名前やメールを入れてしまったという方へ。

登録してしまっただけなら、まだできることは残っています。

下のボタンから、私のLINEに声をかけてください。

名前を入れただけの方も、口座を作ってしまった方も、同じように受けています。

Shift Levora Sysの広告に堀江貴文と植田和男が使われている

Shift Levora Sysの広告には、堀江貴文と植田和男の画像が使われていました。

Instagramに流れてきた広告で、投資の話を語っている形になっています。

ここでは、この2人の名前が使われることの意味を確認していきます。

まず前提として、どちらも本人が関わっている広告ではありません。

有名人の画像を無断で使う広告は、警察庁が被害の増加をはっきり指摘している類型です。

警察庁の令和7年における特殊詐欺及びSNS型投資・ロマンス詐欺の認知・検挙状況等についてのページ

警察庁が公表した令和7年の確定値では、SNS型投資詐欺の認知件数は9,523件でした。

被害額は1,288億円で、前年から47.9パーセント増えています。

このうち3,785件が、バナー広告などをきっかけに始まったものです。

令和7年の状況件数・金額前年比
SNS型投資詐欺の認知件数9,523件48.5パーセント増
被害額1,288億円47.9パーセント増
バナー広告がきっかけ3,785件30.5パーセント増

広告から始まる被害が、実際にこれだけ起きています。

堀江貴文の偽広告は裁判で賠償命令が出ている

堀江貴文の名前を使った偽広告は、すでに裁判の判決が出ています。

日本経済新聞によると、2024年6月7日に東京地方裁判所が広告業者へ全額の賠償を命じました。

被害にあったのは60代の男性です。

Facebookの広告に「ホリエモンが優良株を教える」と書かれていたそうです。

そこから先物取引の証拠金として、約980万円を振り込んだという内容でした。

判決の内容記載されている事実
裁判所東京地方裁判所
判決日2024年6月7日
被害額約980万円
命じられた賠償約1,000万円
藤原 藤原

広告を出した業者が「氏名不詳者と共謀してだまし取った」と認定された判決です。

同じ形の広告が、名前とデザインを変えて今も流れ続けています。

植田和男の名前は日本銀行が注意喚起を出している

植田和男は、日本銀行の総裁です。

その日本銀行が、総裁や職員をかたる勧誘について注意を出しています。

日本銀行やその役職員の関与を装った不審な連絡・勧誘・ウェブサイト・SNSアカウントなどにご注意くださいという日本銀行のページ

日本銀行の注意喚起ページには、こう書かれています。

日本銀行の役職員が投資の勧誘をしたりすることは一切ありませんと書かれた注意喚起の本文

日本銀行の役職員が、投資の勧誘をしたりすることは一切ありません。

日本銀行のサイトやSNSをまねたページを作る例も出ている、と書かれています。

使われていた人物実際の立場本人の関与
堀江貴文実業家偽広告の被害を訴えている
植田和男日本銀行総裁日本銀行が注意喚起を公表

中央銀行の総裁が個人の投資を勧めることは、制度上ありえません。

では、その広告の先はどうなっているのか。

Shift Levora Sysの広告ページは直接開いても真っ白

Shift Levora Sysの広告ページは、こちらから開いても何も表示されませんでした。

そのときの確認結果が、この記録です。

広告ページを直接開いたときの確認結果。画面には何も表示されず、受け取った中身は0バイトだったと記録されている

普通、ページが消えていれば「見つかりません」という表示が出ます。

ところがこのページは、正常を意味する応答を返したうえで、中身だけが空でした。

つまり、閉鎖しているわけではありません。

生きているのに、こちらには見せていないだけです。

藤原 藤原

広告をクリックして来た人かどうかを見て、中身を出すかどうかを切り替えている作りです。

この形にする理由は、はっきりしています。

検索から来た人や調べようとした人に、中身を見せないためです。

後ろめたいものがなければ、わざわざ見せない仕組みを入れる必要はありません。

確認したこと結果
ページを直接開く何も表示されない
サーバーの応答正常を意味する応答
受け取った中身0バイト
会社名・サービス説明確認できず

この作りは、広告の中身をあとから差し替えられるということでもあります。

広告ページのドメインは2026年6月に作られたばかり

このページのドメインがいつ作られたかも調べました。

結果はこちらです。

広告ページのドメインを調べた結果。登録された日は2026年6月23日で、登録者の氏名や会社名は非公開と記録されている

登録されたのは2026年6月23日でした。

私がこの記事を書いている時点で、まだ2か月もたっていません。

投資を任せる相手のサイトとしては、あまりに新しい。

しかも登録者の氏名も会社名も公開されていませんでした。

確認項目内容
ドメイン取得日2026年6月23日
経過期間2か月未満
運営者名の表示なし
日本語の会社情報なし

新しいこと自体は悪いことではありません。

ただ、実績を確かめる材料が何もない状態でお金の話になるのは別です。

そして、このURLには前の名前がありました。

Shift Levora Sysは前はSlide 100 Fertinexという名前だった

Shift Levora Sysは、同じURLで以前はSlide 100 Fertinexという名前で動いていました。

私が広告を追っていた時期に、名前だけが差し替わっています。

サービスの中身も、行き先も、URLも同じです。

変わったのは看板の文字だけでした。

広告ページのドメインを調べた結果。同じURLで使われていた前の名前はSlide 100 Fertinexだったと記録されている

同じ住所で、表の看板だけを付け替えたようなものです。

藤原 藤原

名前を検索されて悪い評判が出るようになったら、名前を変える。そういう動き方に見えます。

実際、Shift Levora Sysという名前で検索しても、体験談も口コミもほとんど出てきません。

新しい名前に変えたばかりだからです。

時期使われていた名前URL
以前Slide 100 Fertinex同一
現在Shift Levora Sys同一

評判が出てこないのは安全だからではなく、名前が新しいからです。

前の名前で調べると、出金できないという指摘が出てきます。

看板が変わっても、集めたお金の行き先は変わっていません。

判断するときは、名前ではなく行き先を見てください。

Shift Levora Sysの行き先はFxVergeという海外の取引サイト

Shift Levora Sysの広告を進むと、最後はFxVergeという海外のCFD取引サイトにたどり着きます。

そのサイトの入り口がこちらです。

FxVergeのトップページ。YOUR TRADING REINVENTEDという英語の見出しとStart Tradingのボタンが並んでいる

日本語の広告から来たのに、たどり着いた先は全部英語です。

ログイン画面も同じでした。

FxVergeのサインイン画面。Email、Password、Sign in、Open accountがすべて英語で表示されている

藤原 藤原

日本語で勧誘して、契約する画面だけ英語になる。ここで多くの方が中身を読まないまま進んでしまいます。

このFxVergeについては、規約の中身まで別の記事で細かく調べています。

出金の手数料や、口座を放置したときに引かれる金額まで確認しています。

入金を考えている方は、FxVergeの調査記事も読んでみてください。

こちらの記事では、Shift Levora Sysから見た口座の条件だけ確認しておきます。

FxVergeの口座はレバレッジ400倍・最低入金250ドル

FxVergeがトップページで掲げている条件を見てみます。

FxVergeのトップページに1:400 Leverage、$250 Minimum Depositと大きく表示されている

レバレッジは400倍、最低入金額は250ドルと書かれています。

レバレッジとは、手持ちのお金以上の金額で取引できる仕組みのことです。

400倍なら、25万円を預けて1億円分の取引ができる計算になります。

当たれば大きいですが、外れれば預けたお金は一瞬で消えます。

条件表示されている内容
レバレッジ最大400倍
最低入金額250ドル
取扱商品300種類以上
手数料0パーセント

日本の金融庁に登録した業者では、個人向けのレバレッジは25倍までと決まっています。

400倍という数字自体が、日本の登録を受けていない証拠になっています。

登録を受けた業者かどうかは、誰でも自分で調べられます。

金融庁の免許・許可・登録等を受けている業者一覧のページ

金融庁の免許・許可・登録等を受けている業者一覧に、業種ごとの名簿が並んでいます。

ここに名前がない相手にお金を預けると、後から取り返す手段がほとんど残りません。

FxVergeの運営はコモロのMwali登録

FxVergeの運営会社の情報は、トップページの下に英語で書かれていました。

FxVergeのCompany Information。Fxverge LtdはMwali島で登記され、ライセンス番号BFX2025073と記載されている

運営はFxverge Ltd、登記はコモロ連合のMwali島です。

住所はP.B. 1257 Bonovo Road, Fombonliではじまる私書箱でした。

項目記載内容
運営会社Fxverge Ltd
登記地コモロ連合Mwali島
ライセンス番号BFX2025073
日本の登録なし

日本の窓口がないので、トラブルになったときに日本語で連絡できる相手がいません。

海外の会社であること自体が問題なのではなく、連絡が取れないことが問題です。

ここまで読んで、もう口座を作ってしまったという方もいると思います。

その場合は、入金の前か後かで打てる手が変わります。

口座を作った方も、まだ迷っている方も、遠慮なく聞いてください。

Shift Levora Sysの日本語サポートと運営会社は確認できない

Shift Levora Sysには、運営会社の名前も日本語の問い合わせ先もありませんでした。

金融庁は、無登録の業者について注意を出しています。

金融庁の詐欺的な投資勧誘等にご注意くださいというページ。無登録で金融商品取引業を行う者にご注意と書かれている

金融庁の詐欺的な投資勧誘に関する注意喚起では、外国為替証拠金取引や暗号資産の取引について、無登録業者への注意が名指しで書かれています。

そのうえで金融庁が公表している無登録業者のリストも実際に開いて確認しました。

令和8年7月22日更新の国内・国外のリストに、Shift Levora SysもFxVergeも載っていません。

ただ、これを安心材料にはできません。

あの一覧に並ぶのは、金融庁が警告書を出したところだけです。

名前を変えながら短期間で動いている相手は、そもそも載る前に消えます。

藤原 藤原

名簿に無いことより、登録が無いことのほうがずっと重い事実です。

確認項目確認できたこと確認できなかったこと
運営会社名行き先はFxverge LtdShift Levora Sysの運営者
所在地コモロ連合の私書箱日本国内の拠点
問い合わせ英語のフォームのみ日本語の窓口
金融庁の登録登録なし該当する登録番号

情報が出てこない相手に、先にお金を預ける理由はありません。

Shift Levora Sysの口コミ・評判が出てこない理由

Shift Levora Sysで利益が出たという声は、探しても1つも出てきませんでした。

ただ、これを「まだ被害がない」と読むのは危険です。

名前を変えたばかりの募集は、評判が積み上がる前の状態にあります。

国民生活センターには、同じ形の相談が継続して寄せられています。

国民生活センターの儲け話に関するトラブルにご注意というページ

国民生活センターのもうけ話に関するトラブルのページに、事例がまとめられています。

SNSの投資グループで勧誘されるFX取引のトラブルについては、国民生活センターが専用の注意喚起資料も出しました。

私のところに届いている相談も、内容はほぼ同じです。

インスタで堀江さんの動画が流れてきて、投資のグループに入りました。今は入金の案内が来ていて、断りづらくなっています。

LINE相談者さんより

名前を検索しても何も出てこないので、逆に新しくて良いサービスなのかと思ってしまいました。

LINE相談者さんより

※相談者さんには許可を得て掲載しています。

藤原 藤原

検索して何も出ないことを安心材料にしてしまうのが、この手口のいちばん怖いところです。

探した場所見つかった内容
Shift Levora Sysで検索体験談・口コミなし
Slide 100 Fertinexで検索出金できないという指摘
私のLINE入金を迷っているという相談

前の名前で調べると、出金に関する指摘が出てきます。

名前が変わっても、中身は引き継がれていると考えたほうが自然です。

Shift Levora Sysの口コミを待ってから判断すると間に合わない

口コミが出そろうのを待つ、という判断は一見安全に見えます。

ただ、この形の募集では成り立ちません。

口コミが出るのは、実際に入金して出金できなかった人が現れたあとだからです。

そのころには、また別の名前に変わっています。

金融庁の投資被害にご注意くださいというページ。必ず儲かります、元本も保証しますといった勧誘の文言が並んでいる

金融庁も、こうした勧誘で使われる決まり文句を具体的に並べて注意を出しています。

判断の材料使えるかどうか
名前で検索した口コミ名前が新しいので出てこない
運営会社の実績会社名の記載がない
金融庁の登録登録なしで確認できる
広告の人物の関与本人側が否定している

使えるのは、名前ではなく仕組みのほうです。

Shift Levora Sysと同じ入り口の被害は令和7年で1,288億円

SNSをきっかけにした投資詐欺の被害は、いま過去最悪の水準にあります。

警察庁の統計を、もう一度確認しておきます。

金融庁の投資被害にご注意くださいというページ。必ず儲かります、元本も保証しますといった勧誘の例が並んでいる

令和7年のSNS型投資詐欺は9,523件、被害額は1,288億円でした。

前年からおよそ5割増えています。

ダイレクトメッセージから始まった被害も3,549件あり、こちらは66.4パーセント増えました。

きっかけ件数前年比
バナー広告など3,785件30.5パーセント増
ダイレクトメッセージ3,549件66.4パーセント増

Shift Levora Sysの入り口も、この統計に出てくる形とまったく同じです。

有名人の画像を出す広告は、いま最も被害が多い入り口になっています。

自分は大丈夫だと思っている方ほど、確認する項目を決めておいてください。

Shift Levora Sysの広告を見たときに確認したい5項目

有名人が出てくる投資広告を見たときは、この順番で確認してください。

私が広告を見たときに順番に潰している項目です。

FxVergeのサインイン画面。契約に進む画面がすべて英語で表示されている

契約する画面が英語になった時点で、いったん止まるのが安全です。

#確認することShift Levora Sysの場合
1広告の人物が本当に関わっているか本人の関与を示すものなし
2運営会社の名前が書かれているか記載なし
3日本の金融庁に登録があるか登録なし
4日本語の問い合わせ先があるかなし
5名前を検索して情報が出るかほぼ出てこない

5つのうち1つでも埋まらないなら、進まない判断をしていい状態です。

藤原 藤原

5つ全部を満たす投資は普通にありますので、埋まらない相手を選ぶ必要はありません。

同じような広告の見分け方は、必ず儲かる投資と元本保証の見分け方にもまとめてあります。

条件の見方を先に知っておくと、次の広告で迷わずに済みます。

Shift Levora Sysは詐欺の疑いが強い|まとめ

Shift Levora Sysは、行き先を隠したまま海外の取引口座へ人を送る広告でした。

調べた内容を、もう一度整理します。

広告ページを直接開いたときの確認結果。何も表示されず、受け取った中身の量は0バイトだったと記録されている

広告には堀江貴文と植田和男の画像が使われ、本人の関与は確認できません。

広告ページは直接開くと真っ白で、広告から来た人にだけ中身を出します。

ドメインは2026年6月に取られたばかりで、以前は別の名前で同じURLが使われていました。

そしてたどり着く先は、日本の登録がない海外のCFD取引サイトです。

私は、SNSの広告から短期間で資産が増えるような情報は持っていません。

ただ、広告の行き先を先に確かめるやり方なら、この記事と同じ手順でお渡しできます。

「名前とメールアドレスだけ入れてしまった」

「グループに入って、入金を勧められている」

どの段階でも構いませんので、気軽に声をかけてください。

入金前で止まっていれば、失うものはまだありません。

すでに送金した、という方もいると思います。

その場合は、送金先と方法をできるだけ細かく書き出しておいてください。

藤原 藤原

送金の手段によって、その後にできることはかなり変わります。

判断が難しいところなので、状況をうかがってから個別にお伝えします。

いますぐ聞きたいことがない方も、登録だけしておいてもらって構いません。

私が自分の手で調べて残ったものだけを、そのままLINEに流しています。

次に有名人の広告を見かけたとき、その場で確認できる相手がいると判断が変わります。

ひとことで構いません。

私が読んで、必ず返します。