藤原 藤原

こんにちは、藤原です。

今回は、日本経済新聞の記事の形をした広告から案内される「Envessa Markets」について調べました。

見出しには「放送から37分後、手錠をかけられて連行された」と書かれています。

実業家の堀江貴文さんが逮捕された、という話が本当かを確かめました。

ところが同じ日に、まったく同じ仕組みで久米宏さんを主役にした別の広告も出回っていました。

藤原 藤原

主役だけ入れ替えて、同じ話が二重に走っているわけです。

Envessa Marketsは詐欺の疑いが強く、絶対に登録しないでください。

私が実際に登録して、どこまで進むのかを確認しています。

もう氏名や電話番号を入力してしまった方も、これから登録しようか迷っている方も。

最後まで読んでから判断してください。

この広告について気になっている点があれば、そのまま私に送ってください。

Envessa Marketsは詐欺?広告を調べた結論

Envessa Marketsは詐欺の疑いが強く、皆さんは絶対に登録などは行わないようにしてください。

まず見てほしいのが、広告の見出しの部分です。

日本経済新聞の題字の下に「放送から37分後、手錠をかけられて連行された。録画は深夜0時までに削除された」という見出しが並んだ広告ページ

日本経済新聞そのものに見えます。

ですが、これは日経のサイトにある記事ではありません。

.clickで終わる、日経とは無関係のアドレスに置かれた広告です。

判断の決め手になった3つの点

判断の理由は、広告の作りそのものにありました。

1つ目は、日本経済新聞を名乗る記事の中に、讀賣新聞オンラインのロゴが入った番組画面が貼られていたこと。

2つ目は、利益の証拠として日本銀行名義の預金明細書が使われていたこと。

3つ目は、入金先の会社が日本の登録を一切持っていないことです。

日本経済新聞を名乗る記事の中に貼られた、讀賣新聞オンラインのロゴ入りの番組画面

順番は、広告の作り、次に登録の流れ、最後に入金先の会社です。

すでに電話番号を入れてしまった方は、いま何が起きているか教えてください。

副業のこと、私が直接お答えします
副業検証者の藤原

日々、副業やネットビジネスについて調査している藤原です。
私自身、怪しい副業で借金を抱えた経験があり、同じように後悔する人を減らすために情報を発信しています。

記事だけでは、一人ひとりの状況までは分かりません。
LINEなら、やり取りをしながら、今の状況に合う回答や情報をお伝えできます。

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匿名で大丈夫です。
気になることを、そのまま送ってください。

Dvukraldoの広告は日本経済新聞をまねた偽物だった

広告に出てくる投資プラットフォームの名前は「Dvukraldo」です。

そして記事の体裁は、日本経済新聞のものを丸ごとまねています。

上のロゴ、紺色のナビゲーション、「朝刊・夕刊」「速報」「マーケット」というメニューまで並んでいます。

ページの一番下には、こう書いてありました。

Nikkei Inc. © 2026 年

広告ページのフッターより
藤原 藤原

名前まで借りているとなると、さすがに冗談では済みません。

讀賣新聞オンラインのロゴが混ざっている

ところが、この「日経の記事」の中に貼られている番組の画面には、讀賣新聞オンラインのロゴが入っています。

しかも番組は報道ステーションという設定で、これはテレビ朝日の番組です。

日経の記事に、読売のロゴと、テレビ朝日の番組が同居しているわけです。

作った人が新聞社もテレビ局も区別していない、ということだと思います。

報道ステーションのスタジオを写した画像の左上に讀賣新聞オンラインのロゴが入っている広告内の画像

本物の記事なら、まず起こらない混ざり方です。

同じ広告の久米宏バージョンも出回っている

もう1本、同じ日に保存した広告があります。

そちらは読売新聞オンラインの体裁で、主役は司会者の久米宏さんでした。

見出しは「なぜ日本のテレビ界の伝説は数十億の資産ではなく投資プラットフォームを家族に残したのか」。

読売新聞オンラインの画面をまねた広告に、久米宏さんの写真と「420億円の遺産」という見出しが並んでいる

中身は堀江さん版とほぼ同じで、勧められるプラットフォームも同じDvukraldoです。

有名人の名前だけを差し替えて、同じ広告が量産されています。

国民生活センターも、著名人を名乗る投資の勧誘について注意を出しています。

2024年5月の発表では、相談件数が2022年度の約9.6倍に増えたと書かれていました。

国民生活センターの発表資料で、実際の相談例まで読めます。

では、記事の中身はどうだったのか。

堀江貴文が逮捕されたという広告の中身は本当か

広告に書かれている出来事は、そのまま受け取れる内容ではありませんでした。

広告の筋書きはこうです。

生放送で堀江さんがプラットフォームの名前を出し、日銀総裁がスタジオを出ていく。

その37分後に、堀江さんが連れて行かれた。

そして翌日、テレビ局の前に800人が集まった。

警察署の前で報道陣に囲まれる場面と「失敗しました」という大きな文字が並んだ広告内の画像

写真も会話も、すべて広告の中だけに存在しています。

日本銀行の明細書という画像の問題点

一番はっきりしているのが、この画像です。

利益が出ている証拠として、預金明細書が貼られていました。

発行元の欄にはBANK OF JAPAN、つまり日本銀行のロゴが入っています。

BANK OF JAPANのロゴが入った当座預金明細書に、個人名と入金履歴が並んでいる広告内の画像

ここで日本銀行のサイトを見てみました。

「日本銀行には誰が預金口座を開設していますか?」という説明があります。

そこに書かれていたのは、口座を開いているのは主として金融機関だということ。

そして個人や一般企業からの預金は受け入れていない、という一文でした。

日本銀行の説明ページは誰でも読めます。

藤原 藤原

存在しないはずの口座の明細書が、証拠として貼られているわけです。

30分で23,000円という数字の出どころ

広告には、生放送中に40,000円を入金して30分放置したら23,000円増えた、という場面もあります。

生放送のスタジオで「30分で23,000円」と読み上げる場面が書かれた広告の本文

30分で入金額の57%が増える計算です。

これを24時間、30日と掛け算しろ、と広告は続けます。

そんな増え方をする運用があるなら、世界中の金融機関がとっくに使っています。

数字の根拠は、どこにも示されていませんでした。

登場人物の体験談も広告の中だけの話

広告の後半には、トラック運転手の男性の体験談が並びます。

1日目に40,000円、7日目に335,200円、30日目に1,275,000円。

1日目・7日目・30日目に分けて口座残高が増えていく様子を書いた広告内の体験談

住宅ローンを繰り上げ返済した、妻が2年ぶりに旅行に行きたいと言った、という話まで書かれています。

読ませ方としてはよくできています。

ただ、この人物を確認する手立ては何一つありませんでした。

コメント欄も同じで、「7分前」「24分前」といった投稿が並んでいます。

「今日もう口座に入金がありました」などのコメントが7分前・24分前として並んでいる広告のコメント欄

書き込みを追いかけられるページは、どこにもありません。

では、実際に登録するとどうなるのか。

Envessa Marketsに登録するとどうなるのか

登録すると、まず24時間のカウントダウンが始まり、電話を待つよう指示されます。

登録フォームは、記事の途中と一番下に置かれていました。

「1,720人以上のユーザーが4.8つ星と評価」と表示されたDvukraldoの登録フォーム

入力するのは名前、姓、メールアドレス、電話番号の4つです。

送信すると、この画面に切り替わりました。

「登録ありがとうございます」の下に23時間59分52秒からのカウントダウンが表示され、マネージャーからの電話に出るよう書かれた画面

「マネージャーからの電話に出てください」と、太字で指示されます。

24時間のカウントダウンと残り枠の数字

画面の上では、23時間59分52秒から数字が減っていきます。

広告本文にも「参加枠は24時間のみ予約されています」と書かれていました。

そして登録フォームには、残りの枠が表示されます。

「317 利用可能なもののうち 800 場所は既に割り当てられています」と赤枠で囲まれた登録フォームの表示

同じ日に保存した2本の広告と、登録したときの画面で、この数字が317・321・322と全部違っていました。

「321 利用可能なもののうち 800 場所は既に割り当てられています」と表示された、久米宏バージョンの登録フォーム

しかも広告の本文では、日本での登録は1日20名に制限していると書かれています。

20名しか受け付けないのに、残りが317ある。

数え方が最初から合っていません。

電話に必ず出るよう念を押される

登録手順にも、電話のことが繰り返し書かれています。

「個人コンサルタントから電話があります。必ず電話に出てください!」と書かれた登録手順の一覧

電話で話すこと自体は、普通の商売でもよくあります。

問題は、この電話で最初に求められるのが入金だということです。

藤原 藤原

カウントダウンが減っている最中に電話が来る、という設計になっています。

冷静に考える時間を残さない作りです。

Dvukraldoの入金額と料金は最低40,000円

必要な金額は、最低40,000円と書かれています。

登録手順の4番目に、はっきり出ていました。

「最低40,000円のスタート資金を入金してください」と書かれた広告の登録手順

そして広告は、平均収益を月400,000円から800,000円だと説明しています。

40,000円が毎月40万円を生む、という話です。

広告に書かれていた数字内容
最低入金額40,000円
平均収益月400,000円〜800,000円
生放送での実演30分で23,000円
30日目の残高1,275,000円
登録締め切り保存した当日の日付

お金をかけて運用すること自体は、悪いことではありません。

問題は、この40,000円が何に使われるのかが最後まで説明されないことです。

締め切りの日付が毎回その日になる

表の一番下に書いた「登録締め切り」を見てください。

堀江さん版には「登録締め切り:2026年8月20日」と書かれていました。

久米宏さん版にも「登録申請は 2026/08/20 まで受け付けます」と書かれていました。

そして、私がこの2本を保存したのが2026年8月20日です。

見た日がそのまま締め切りになる仕組みだと考えて間違いないでしょう。

明日には明日の日付が入ります。

40,000円を入れたあとに何が起きるか

私のLINEにも、似た形の広告についての相談が届いています。

最初の入金は少額で済み、画面上では利益が出ているように見える。

そこから「もっと大きく増やせる」と追加入金を求められる。

出金しようとすると、手数料や税金の名目でさらに請求される

この流れの相談が、ここ数か月で何件も来ています。

藤原 藤原

画面の数字が増えていても、それは相手が表示しているだけの数字です。

まだ振り込む前なら、ここで止めれば損は出ません。

もう入金してしまった方は、次に何をすべきかだけでも聞いてください。

Envessa Marketsの運営会社Prototech Online Ltdを調査

登録して届いたメールの差出人は、Dvukraldoではなく「Envessa Markets」でした。

案内された先の公式サイトが、こちらです。

「Envessa Markets。すべての取引に確かな自信を。」「信頼できる完全規制ブローカーで」と書かれた公式サイトのトップ画面

「信頼できる完全規制ブローカー」と書かれています。

では、どこの規制なのか。

サイトの一番下に、会社の情報がありました。

会社名はPrototech Online Ltd、登録住所はコモロ連合アンジュアン島と書かれた公式サイトのフッター

アンジュアン島の住所で何が分かるか

会社名はPrototech Online Ltd、登録番号は16168。

住所はコモロ連合アンジュアン島のムツァムドゥです。

規制しているのは、アンジュアン・オフショア金融庁という機関でした。

海外の会社であること自体は、それだけで問題になるものではありません。

気になるのは、その次の行です。

地域制限: Prototech Online Ltdは、EU、米国、イラン、北朝鮮、ロシア、ミャンマーの居住者、または当該配布が現地法および規制に抵触するその他の法域の居住者に対して、サービスを提供しておりません。

Envessa Markets公式サイトより

サービスを出さない地域に、日本は入っていません。

つまり日本人には売る、という立て付けです。

同じ島の住所で警告が出ている業者がある

金融庁が公表している、海外に所在する無登録業者の一覧を確認しました。

Envessa MarketsもPrototech Online Ltdも、この一覧には載っていません。

ただ、同じアンジュアン島ムツァムドゥの住所で登録された業者が1社ありました。

MYFX GROUP LIMITEDという会社で、こちらは警告の対象になっています。

同じ住所だから同じ会社だ、という話ではありません。

登記を代行する住所が共通なだけ、ということもあります。

それでも、この島の住所を使った業者が日本向けに勧誘して警告を受けている、という事実は残ります。

金融庁の無登録業者の一覧は誰でも検索できます。

日本に窓口がない会社と、どうやって話をつけるのか。

Envessa Marketsは金融庁に登録されているのか

Envessa Marketsは、日本の金融商品取引業者として登録されていません。

金融庁が公表している登録業者の一覧を落として、社名で検索しました。

Envessa、Prototech、いずれも0件でした。

日本語のサイトを用意して、日本円を受け付けて、日本人に電話をかける。

それでいて日本の登録は持っていない、という状態です。

160種類以上のCFD銘柄が並び、どの通貨ペアにもレバレッジ1:400と表示された公式サイトの一覧

レバレッジ400倍が意味すること

公式サイトの口座の説明には、最大レバレッジ1:400と書かれています。

「最大レバレッジ 1:400」「アカウント作成 数分で」と並んだ公式サイトの口座スペック

レバレッジとは、手持ちより大きな金額を動かす仕組みのことです。

400倍なら、40,000円で1,600万円ぶんを動かすことになります。

日本で登録している業者は、個人向けの取引でこの倍率を出せません。

出せないから、登録していない業者が日本語で売りに来るわけです。

当たったときに大きいということは、外したときも同じ速さで無くなるということです。

金融庁も、著名人を騙る投資の勧誘について注意を出しています。

そこに並んでいる例と、今回の広告の作りはほとんど同じでした。

では、実際に使った人の声はあるのか。

Envessa Marketsの口コミ・評判を探した結果

Envessa Marketsについて、日本語の利用者の声は1件も見つかりませんでした。

社名でも、Dvukraldoという名前でも探しました。

出てくるのは同じ形の広告ページばかりで、実際に入金した人の記録は出てきません。

「1,720人以上のユーザーが4.8つ星と評価」と表示されたDvukraldoの登録フォーム

フォームには「1,720人以上のユーザーが4.8つ星と評価」と書かれています。

その1,720人の書き込みが、どこにも見当たらないわけです。

良い評判が見つからないこと自体が答えになる

私のところには、こんな声が届いています。

ニュースの記事だと思って読んでいたら、最後に登録フォームが出てきました。名前と電話番号を入れてしまって、次の日から知らない番号で何度も着信があります。

LINE相談者さんより

※相談者さんには許可を得て掲載しています。

藤原 藤原

記事だと思って読んでいた、という部分がこの広告の狙いどおりです。

もう一件、こういう声も届きました。

電話に出たら日本語は上手でしたが、まず入金の話から始まりました。断ったら、あとから何度もかかってきます。

LINE相談者さんより

良い評判が1件もなく、困った話だけが集まる。

この時点で、判断としては十分だと思います。

Envessa Marketsの広告のその後の動きと最新情報

公開したあとも、この広告の動きは追いかけています。

2026年8月21日追記 広告ページは翌日には消えていた

保存した翌日、2本の広告ページをもう一度開きに行きました。

堀江さん版も久米宏さん版も、どちらも404になっていました。

日本経済新聞の題字の下に「放送から37分後、手錠をかけられて連行された」という見出しが並んだ広告ページ

保存しておいた資料が無ければ、中身をたどることはもうできません。

一方で、Envessa Marketsの公式サイトのほうは、今日も普通に開きます。

広告のページだけを短い周期で捨てて、入金先は残す形です。

広告が消えても、電話番号を渡した事実は消えません。

同じ形の広告は、実在企業の名前を使ったものも確認しています。

上場企業の社長の談話まで載せていたKaiveruという投資の広告も、日本経済新聞そっくりの形でした。

作りも流れも、今回とほとんど同じです。

新しい広告が出てきたら、この章に足していきます。

Envessa Marketsは詐欺の疑いが強く登録すべきでない|まとめ

Envessa Marketsは、記事の形をした広告から人を集めて電話をかける仕組みでした。

日本経済新聞と読売新聞オンライン、両方の体裁が使われていました。

日本銀行が出すはずのない明細書が、利益の証拠として貼られていました。

入金先は日本の登録を持たない海外の会社で、日本に窓口はありません。

「登録ありがとうございます」の下に23時間59分52秒からのカウントダウンが表示され、マネージャーからの電話に出るよう書かれた画面

藤原 藤原

新聞社の名前を借りないと成立しない話は、それだけで答えが出ています。

私は、振り込んだお金を必ず取り戻せる方法を持っているわけではありません。

ただ、いまどこまで動けるかは、状況を聞けば具体的にお伝えできます。

「名前と電話番号だけ入れてしまった」

「電話で入金の話をされている」

「もう40,000円を送ってしまった」

どの段階でも構いません。

カードで払っているなら、カード会社に連絡して支払いを止められることがあります。

そのやり方も、私のLINEでお伝えします。

こういう広告は、興味を持ったこと自体が悪いわけではありません。

新聞の体裁でここまで作り込まれていれば、誰でも一度は本物だと思います。

見分ける材料さえ持っていれば、次からは同じ手には引っかかりません。

私は気になった広告に自分で登録して、中で何が起きるかを確かめています。

広告の表面を見ているだけでは分からないことが、登録すると出てきます。

藤原 藤原

名前を送ってもらえれば、調べたことがあるものならその場でお答えできます。

いま困っていなくても、登録だけしておいてもらえれば十分です。

一言で構いません。

必ず返信します。