藤原 こんにちは、藤原です。
「借金まみれから月収250万円に変貌」
そんな見出しを掲げた広告が、2026年8月7日から配られています。
篠崎健太さんが講師を務める一方通行トレンド分析、正式には一方通行トレンド3ステップ分析というFXの無料WEB講座です。
私のLINEにも「メールで届いたが、5年で4,500人という数字は本当なのか」という相談が来ていました。
⚠️ 実際に登録して確認した結果、無料の範囲から先へ進むのはおすすめできません。
藤原 広告に並んでいる利益の記録が、全部3年前のものでした。
「メールが届いただけ」の方も、「もう動画を見た」という方も
まだお金は1円も動いていないはずです。
判断に迷っているなら、いまの状況をそのまま私に送ってください。
篠崎健太が出す一方通行トレンドの実績はすべて2023年の記録
篠崎健太さんが見せている利益の記録は、3件とも2023年のものでした。
広告の一番上は、この見出しから始まります。

2026年夏限定、と書いてあります。
ところが、その下に並ぶ実績の画像を拡大すると、日付が別のことを言っていました。

見出しは「3/9〜3/24」なのに、注記は2023/3/9〜2023/3/24です。
一番大きい3件目も、同じ作りでした。

100万円を超える利益も、記録は2023年のものです。
3件を並べると、こうなります。
| 実績 | 見出しの期間 | 実際の年 | 利益 |
|---|---|---|---|
| 実績① | 3/9〜3/24 | 2023年 | 226,917円 |
| 実績② | 4/5〜5/30 | 2023年 | 444,198円 |
| 実績③ | 6/13〜8/30 | 2023年 | 1,045,596円 |
2026年夏限定と書きながら、根拠は3年前の取引記録しかありません。
年の表記だけが小さく、月日は大きく出ている作りです。
藤原 年は小さく書いてあるので、嘘とまでは言えないのが厄介なところです。
そもそも、どんな手法を教える講座なのか。
一方通行トレンド3ステップ分析とはFXのトレンド狙いの手法
一方通行トレンド3ステップ分析は、チャートが一方向に動き続ける場面だけを狙うFXの手法だと説明されています。
広告では、その考え方をこう書いていました。

「押し目という押し目も作らずに進み続ける」と書いてあります。
上がり続ける、あるいは下がり続ける相場に乗る、という話です。
考え方そのものは、トレンドフォローと呼ばれる昔からある方法で、特別なものではありません。
引っかかったのは、その次の一文でした。
| 広告の記載 | 実際のところ |
|---|---|
| どこで終わるか、現れた段階で予測できる | 事前に終点を当てる方法は確立していない |
| 損するリスクも非常に小さい | 逆に動けば同じ規模で損失が出る |
| 4,500人の生徒が全員成果を出した | 全員という根拠は示されていない |
トレンドがどこで終わるかを、始まった時点で予測できると書かれています。
これができるなら、世界中の運用会社が真っ先に採用しているはずです。
3つのステップは通貨ペアを絞り込む手順
3ステップの中身は、LINEの挨拶文で公開されていました。

登録すると、1週間かけて動画が4本届く流れです。

通貨ペアを絞り、地合いを確認し、きっかけを掴む、という3段階です。
言葉としては分かりますが、具体的な基準は一つも書かれていません。
その基準こそが、有料の中身ということになります。
藤原 無料で出せるのは手順の名前までで、判断の中身は出てこない作りです。
広告が出している利益の金額にも、同じ作りがあります。
篠崎健太のFXは1回9万円の利益でも元手は70万円規模
篠崎健太さんの広告が出す98,380円という利益は、1回の取引に70万円以上の証拠金を入れた場合の金額です。
チャートの実例は、こう表示されていました。

98pipsで98,380円、と書かれています。
pipsというのは為替の最小の値幅の単位で、1pipsあたりいくらになるかは取引する量で決まります。
98pipsで約98,000円ということは、1pipsあたり約1,000円です。
これは10万通貨、いわゆる1ロットの取引にあたります。
実績表の取引量の欄にも「1.00ロット」と並んでいました。
10万通貨がどれくらいのお金かを、表にします。
| 通貨ペア | 10万通貨の金額 | 国内FXで必要な証拠金 |
|---|---|---|
| ユーロ/円 | 約1,750万円 | 約70万円 |
| ポンド/豪ドル | 約1,950万円 | 約78万円 |
| カナダドル/円 | 約1,050万円 | 約42万円 |
つまり数十万円の元手を1回の取引に張って、9万円の利益を取ったという話です。
別の実例では、69pipsで69,500円という表示もありました。

同じ規模で逆に動けば、同じだけ資金が減ります。
広告に「損するリスクも非常に小さい」と書いてあるのは、この点を伝えていません。
利益の数字だけを大きく出す見せ方は、以前調べた安森一貴のARMADAでも同じでした。
そちらは日利1%を730日続けた計算値を実績として出していて、根拠の作り方まで似ています。
実績を足すと元手はおよそ57万円という計算になる
3件の実績を足すと、2023年3月から8月までの利益は約171万円です。
一方、LINEの挨拶文には別の数字が書かれていました。

「半年間という短い期間で、資産を4倍にまで増やした手法」とあります。
資産が4倍になったということは、利益は元手の3倍です。
171万円が元手の3倍なら、元手はおよそ57万円だった計算になります。
| 数字 | 内容 |
|---|---|
| 実績3件の合計 | 約171万円 |
| 期間 | 2023年3月〜8月 |
| 半年で4倍という記載 | 利益は元手の3倍 |
| 逆算した元手 | 約57万円 |
57万円を用意できる人向けの手法、というのが実態に近いところです。
スキマ時間の副業として始められる金額ではありません。
藤原 元手がいくら必要なのかは、広告のどこにも書かれていませんでした。
ここまで読んで、もう登録してしまったと心配になった方もいると思います。
無料の動画を見ただけなら、まだお金は出ていません。
有料の案内が届く前に、いまの資金の状況を一言だけ送ってください。
一方通行トレンド分析を教える篠崎健太のLINEは友だち141人
4,500人を導いたと書かれている一方で、一方通行トレンド分析の公式LINEの友だちは141人でした。
まず、広告が掲げている数字がこちらです。

「たった5年という短い期間で、4,500名のトレード初心者を成功へと導いた実績」とあります。
その講師本人の公式アカウントを開くと、こうなっていました。

友だち141人、所在国は日本です。
| 広告の記載 | 実際に確認できた数 |
|---|---|
| 5年で4,500名を指導 | 公式LINEの友だち141人 |
| 日本全国に教室を構える | 教室の所在地の記載なし |
| 生徒の多くが成長 | 収入の報告は確認できず |
もちろん、公式LINEは今回の講座のために新しく作られたものかもしれません。
それでも4,500人の卒業生がいる講師のアカウントとしては、あまりに少ないのは確かです。
講師の経歴は所属も資格も書かれていない
講師紹介のページも読みました。

「会社員時代に始めたスキマ時間のトレードだけで経済的自立を果たした」と書かれています。
前職の会社名も、トレードスクールの名前も、資格の記載もありません。
裏を取れる情報が、名前と顔写真だけという状態です。
生徒の声も6人分ありましたが、こちらも名字だけでした。

下に小さく「個人の感想です」と入っています。
さらに、この6人の先頭にいる岡田さんは、広告の一番上に出てくる65歳の男性と同じ名字でした。

同一人物かどうかまでは分かりません。
ただ、数千人いるはずの卒業生から出てくる名前が重なるのは気になるところです。
篠崎健太のFX講座の料金と返金の条件
篠崎健太さんのFX講座は、無料なのはWEB講座までで、その先の料金はどこにも書かれていません。
登録した人だけがもらえるという特典も用意されていました。

8月7日から8月11日に登録した人限定、と書かれています。
無料のツールを配ってから、有料の商品を案内する流れです。
この進め方自体は、投資の教材ではごく普通のやり方になります。
問題は、金額を知る手段が申し込みの直前までないことのほうです。
返金は一切受け付けないと特商法に書かれている
料金より先に確認しておきたいのが、返金の扱いでした。

返金の欄に、こう書いてあります。
本商品は通信販売につきクーリングオフの適用外となります。お客様都合による返金は一切受け付けておりません。
特定商取引法に基づく表記より
通信販売にクーリングオフの制度がないのは、法律上そのとおりです。
ただし特定商取引法 第15条の3は、返品の特約を表示していない場合、8日以内なら申込みの撤回ができると定めています。
条文はe-Gov法令検索の特定商取引に関する法律で確認できます。
今回は「返金は一切受け付けない」と表示があるので、払ったお金は戻らない前提で考える必要があります。
| 確認項目 | 記載内容 |
|---|---|
| 有料商品の価格 | 記載なし |
| 返金 | 一切受け付けない |
| クーリングオフ | 適用外と明記 |
| 問い合わせ | メールのみ |
電話番号は書かれていますが、その横に「お問い合わせはメールでお願い致します」と添えられていました。
藤原 お金を払う前に、電話で人と話せるかどうかは確かめておきたいところです。
そのお金を払う相手は、東京都中央区の出版社でした。
一方通行トレンド分析の販売業者はライフ出版株式会社
販売業者は、東京都中央区のライフ出版株式会社でした。
国税庁の法人番号公表サイトで検索すると、登記が見つかります。

法人番号は5010001208586で、住所も特商法の表記と一致しました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商号 | ライフ出版株式会社 |
| 法人番号 | 5010001208586 |
| 所在地 | 東京都中央区入船3丁目7番7号 |
| 指定年月日 | 令和2年3月26日 |
| 商号変更 | 令和4年9月2日に株式会社ビジョナリー出版から |
この履歴は国税庁 法人番号公表サイトのライフ出版株式会社のページから追えます。
会社が実在する以上、連絡が取れなくなる種類の商材とは違います。
金融商品取引業の登録は確認できなかった
投資に関わる商材なので、金融庁の登録も確認の対象になります。
金融庁が公表している金融商品取引業者の一覧には、1,954者が載っています。
その一覧を全部確認しましたが、ライフ出版株式会社の名前も法人番号もありませんでした。
一覧は金融庁の金融商品取引業者登録一覧で公開されています。
金融庁の無登録で金融商品取引業を行う者の名称等にも、掲載はありませんでした。
| 確認した公的な情報 | 結果 |
|---|---|
| 法人登記 | 実在を確認 |
| 金融商品取引業の登録 | 確認できず |
| 無登録業者のリスト | 掲載なし |
教材やノウハウを売るだけなら、この登録は必要ありません。
ただし個別に売買のタイミングを教えるサービスに進むなら、登録が要る領域に入ります。
案内された商品がどちらなのかは、申し込む前に確認してください。
篠崎健太と一方通行トレンド分析の口コミ・評判
篠崎健太さんのFX講座を利用した人の口コミは、ネット上でほとんど見つかりませんでした。
見つかるのは検証サイトの記事ばかりで、実際に受講した人の収入報告は出てきません。
私のLINEにも、こういう声が来ていました。
メールで届いた無料講座に登録しました。動画を4本見ましたが、具体的な手法の話にならないまま、最後に有料の案内が来そうな雰囲気です。金額を先に知る方法はないのでしょうか。
LINE相談者さんより
※相談者さんには許可を得て掲載しています。
同じような相談は、FXの無料講座では毎月のように届きます。
広告が並べる生徒の声も、確認できるのは名字と顔写真だけでした。

どの感想にも、具体的な利益の金額は一つも書かれていません。
国民生活センターの情報商材に関する相談の傾向でも、契約前に中身が分からない商材への相談が続いていると公表されています。
消費者庁のSNSなどを通じた投資や副業といった「もうけ話」への注意喚起も、あわせて読んでおくと判断しやすくなります。
金融庁もSNS上の投資勧誘についての注意喚起で、実績の見せ方に注意するよう呼びかけています。
口コミが出てこない以上、自分で条件を確かめるしかありません。
一方通行トレンド分析に申し込む前に確認したい4項目
有料の案内が来たら、次の4つを聞いてから決めてください。
無料で配られているツールの画面も、判断材料にはなります。

ツールが無料で配られること自体は、悪いことではありません。
そのツールで何ができるのかを、具体的に確認するのが先です。
| 確認すること | 理由 |
|---|---|
| 有料商品の総額 | 分割や追加費用も含めて聞く |
| 推奨される運用資金 | 1ロットなら数十万円が必要になる |
| 最近の取引記録 | 2023年以外の記録があるか確認する |
| 売買助言の有無 | 個別に指示するなら登録が要る |
いちばん確かめてほしいのは、3つめです。
2024年と2025年の記録が出てこないなら、その理由を聞いてください。
3年前の相場と今の相場は、まったく別物になっています。
藤原 本当に今も通用する手法なら、直近の記録を見せない理由がありません。
聞き出した条件は、そのまま私に見せてもらっても構いません。
篠崎健太のFX講座は慎重に判断すべき|まとめ
篠崎健太さんの一方通行トレンド3ステップ分析は、詐欺と決めつけられる商材ではありません。
販売するライフ出版株式会社は実在し、住所も電話番号も公開しています。
それでも、私が引っかかった点を並べます。

- 実績3件はすべて2023年の記録
- 1ロットの取引には数十万円の元手が要る
- 有料商品の金額はどこにも書かれていない
- 返金は一切受け付けないと明記されている
FXで資産を増やしたいという気持ちは、まったくおかしくありません。
トレンドに乗って利益を狙う考え方も、投資の世界では当たり前に使われています。
ただ、3年前の記録を根拠に、金額の分からない商品へ進む必要はないと思います。
私は、すぐに資産が4倍になるような話は持っていません。
ですが、提示された条件が今の相場に合っているかどうかなら、その場で見て言えます。
「有料の案内が来たが、この金額で妥当なのか知りたい」
「元手がいくら要るのかを、先に知っておきたい」
どちらでも、いま届いている案内をそのまま見せてください。
他と並べずに決めてしまうのが、投資では一番の遠回りになります。
投資の商材は、始めてから引き返すほうが何倍も大変です。
特に聞きたいことがない状態でも、登録しておくだけで構いません。
新しく調べて分かったことは、そのつどLINEで共有しています。
藤原 一言もらえれば、必ずお返事します。

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