藤原 こんにちは、藤原です。
警察庁が今年2月に出した資料に、こんな一文があります。
「令和7年7月以降、著名人の画像や動画を無断で使用したバナー等広告による被害の増加が顕著」
その広告の先で名前が挙がっているサイトの1つが、FxVergeです。
藤原 私のところにも「FxVergeに口座を作れと言われている」という相談が届いています。
そこで口座開設の画面まで実際に進み、置かれている規約の文書も全部読みました。
⚠️ FxVergeは日本の登録を受けていない業者で、お金を預けるのはおすすめできません。
これまで数百件の投資や副業を調査してきた私が、規約に何が書いてあるかをお伝えしていきます。
これから口座を作る方も、もう入金した方も、下のボタンから気軽に聞いてください。
FxVergeは詐欺なのか|結論
FxVergeは詐欺と断定できる材料はありませんが、お金を預けるべきではない取引サイトです。
まず公式サイトを見てもらいます。

見ての通り、きれいに作られています。
怪しい煽り文句も、不自然な儲け話も、このページには1つも出てきません。
藤原 ここだけ見て「ちゃんとした会社だ」と感じる方は多いと思います。
問題があるのは、見た目のほうではありませんでした。
このサイトが自分で公開している規約の文書と、日本の役所が公表している資料です。
- 日本の金融庁への登録がない
- 登記事務所の住所が、金融庁の警告を受けた16社と同じ
- ライセンスの発行元を、コモロの中央銀行が架空の組織として公表している
- 口座を1か月使わないだけで、毎月150ユーロが引かれる
- ボーナスの出金には、ボーナス額の2万倍の取引量が必要
どれも私の推測ではなく、公開されている文書に書いてある内容です。
順番に、書いてある場所ごと見ていきます。
FxVergeとは?どこの誰が運営しているのか
FxVergeは、コモロ連合のモヘリ島に登記されたFxverge Ltdが運営するCFD取引のサイトです。
会社の情報は、公式サイトの一番下に小さく書かれていました。

ここに書かれている内容を、そのまま表にします。
| 項目 | 公式サイトの記載 |
|---|---|
| 運営会社 | Fxverge Ltd |
| 登録番号 | HV00725464 |
| ライセンス番号 | BFX2025073 |
| 認可元 | ムワリ国際サービス庁 |
| 登記事務所 | コモロ、フォンボニ、ボノボ通り私書箱1257 |
| 連絡先 | 050から始まる電話番号1つとメールアドレス |
日本の会社ではありませんし、日本にある事務所の住所も書かれていません。
日本の番号が1つあるので、うっかり国内の会社だと思ってしまいそうです。
海外の会社であること自体は、それだけで悪いことではありません。
私が気になったのは、この住所とライセンス番号のほうでした。
FxVergeの読み方と公式サイトでわかること
FxVergeは「エフエックスバージ」と読みます。
公式サイトのトップページに載っている数字は、4つだけでした。

レバレッジ1:400、最低入金額250ドル、取扱資産300以上、手数料0パーセント。
日本のFX取引では、預けた証拠金の25倍を超える取引が規制で禁止されています。
これは金融庁の「無登録の海外所在業者による勧誘にご注意ください」のページにはっきり書かれている数字です。
つまりFxVergeの400倍は、日本の上限の16倍にあたります。
10万円を預けて、4,000万円分の取引ができる計算になります。
大きく増える可能性がある代わりに、同じ速さで全額なくなります。
有名人の広告からFxVergeにたどり着く流れ
FxVergeの公式サイトには、有名人は1人も出てきません。
有名人が使われるのは、その手前にあるバナー広告のほうです。
国民生活センターは、この流れを報道発表資料の中で説明しています。
広告からLINEのグループに招待され、そこで「担当者」を名乗る人物から口座を開くよう指示される、という順番です。
藤原 広告と取引サイトが別々になっているので、サイトを見ても広告の痕跡が出てこないわけですね。
だからこそ、サイトの見た目で判断すると必ず外します。
見るべきなのは、この会社がどこに登録されているかです。
FxVergeが金融庁の登録を受けていない意味
FxVergeは、日本の金融商品取引業の登録を受けていません。
金融庁は登録を受けていない業者について、こう説明しています。
預けた資金を出金しようとしたときに、これまで出金ができていたにもかかわらず、出金の拒否や法外な出金手数料を請求されたりするほか、これまで連絡が取れていたのに急に連絡が取れなくなるなどといったトラブルに遭ったという声が多く寄せられています
金融庁「無登録業者との取引は要注意!!」より
「法外な出金手数料」という言葉が出てきますが、これは後の章で実際の金額をお見せします。
FxVergeは警告リストに載っていない
ここは正確にお伝えします。
金融庁が公表している無登録業者のリストに、FxVergeという名前はありません。
私が最新のファイルを全部検索した結果です。
ただし、そのリストの1ページ目には、こう書かれていました。

掲載されていない業者でも、無登録営業に該当する行為をしていることがあり得る、と金融庁自身が書いています。
リストに名前がないことは、安全の証明にはなりません。
そして、名前がなくても住所は残ります。
「登録がない業者だと知らずに入金してしまった」という方も、そのまま状況を送ってください。
早い段階なら、カードの支払いを止められる場合があります。
FxVergeの登記住所は金融庁が警告した業者と同じ
FxVergeが公式サイトに書いている登記事務所の住所は、金融庁が警告書を出した業者の住所と一致しました。
金融庁の公表資料から、今年7月に掲載された1社を抜き出します。

所在地の欄が「P.B.1257 Bonovo Road, Fomboni, Comoros, KM」となっています。
FxVergeが書いている「コモロ、フォンボニ、ボノボ通り私書箱1257」と、同じ場所です。
表記が日本語と英語で違うだけで、指しているのは同じ私書箱です。
さらに右側の備考欄を見てください。
金融庁が「所在地が同様もしくは酷似している」として、13社の名前を自分で並べています。
同じ住所から警告を受けた16社
公表資料を全部たどって、この住所から警告を受けた業者を並べました。
| 業者名 | サービス名 | 掲載時期 |
|---|---|---|
| Capital Crest Ltd | Mirrox | 令和8年7月 |
| IS6 Technologies Ltd | IS6FX | 令和8年7月 |
| Dynamix Ltd | BXB Market | 令和8年2月 |
| Profit Pulse Ltd | Skadeva | 令和8年1月 |
| Bullfxo Ltd | Bullfxo | 令和7年12月 |
| WM Markets Ltd | WM Markets | 令和7年11月 |
| Trade Tide Ltd | Savexa | 令和7年8月 |
| Proxtrend Ltd | Proxtrend | 令和7年6月 |
| Zenith Markets PLC | TradGrip | 令和7年6月 |
| DAM Group Ltd | DAM FOREX | 令和7年5月 |
| Fxonet Ltd | Fxonet | 令和7年3月 |
| Nakito SA | FirstECN | 令和7年3月 |
| Swift Trader Ltd | Swift Trader | 令和6年12月 |
| ロバートソン・ファイナンス | CapPlace | 令和6年10月 |
| DataWave Tech Ltd | Maunto | 令和6年7月 |
| Revollet International Limited | REV TRADING | 令和2年6月 |
上から順に日付を見ていくと、だいたい1か月から3か月おきに新しい名前が増えています。
このうちBullfxoについては、以前こちらで詳しく調べました。
サイトの作りも掲げているライセンスも、FxVergeとほとんど同じでした。
1社が警告を受けても、また別の名前で同じ住所から新しいサイトが出てくる、という形になっています。
読者の方にとって、これが何を意味するかをはっきり書いておきます。
出金できないままサイトが消えても、同じ運営を追いかけてお金を返してもらう、という話にはなりません。
では、この会社が掲げているライセンスは何なのか。
FxVergeのライセンスBFX2025073はどこが出したのか
FxVergeのライセンスを出しているのは、ムワリ国際サービス庁という団体です。
規約の文書は、公式サイトのリーガルというページにまとまっていました。

文書の数だけ見れば、きちんと整備されているように見えます。
問題は、これを認可しているとされる団体のほうです。
コモロの中央銀行は2025年12月10日、この団体を架空の組織として名指しで公表しました。
コモロで銀行や金融機関を認可できるのは中央銀行だけであり、認可を出していると称している組織がある、という内容です。
そのリストにムワリ国際サービス庁の名前が載っています。
この発表の中身は、同じライセンスを掲げていたBullfxoの記事で画像付きで確認しています。
藤原 ライセンス番号が書いてあっても、後ろ盾になっていないということです。
私も念のため、この団体が公開している登録一覧のページを開こうとしました。
ですが自動アクセスを弾く設定になっていて、外部からFxVergeの番号を照合することはできませんでした。
番号を確かめる手段が読者の側にない、という状態です。
ここまでが会社の話です。
では、実際に口座を作ろうとすると何を求められるのか。
FxVergeの登録画面はデモを選んでも同じ場所に飛ぶ
FxVergeの公式サイトには「デモ」というボタンがありますが、押しても本口座の登録画面が開きます。
私が実際にボタンを押して確認した画面がこちらです。

いきなり名前とメールアドレスと電話番号を求められます。
藤原 「まずデモで試してみよう」と思って押した人が、そのままここに着きます。
求められる情報を並べます。
| 入力欄 | 内容 |
|---|---|
| 名前・姓 | 必須 |
| Eメール | 必須 |
| 電話番号 | 必須。初期設定が+81(日本) |
| パスワード | 必須 |
| チェック項目 | 電話でのサポート希望、メールとSMSの受信希望 |
電話番号の国番号が、最初から日本の+81に設定されていました。
日本から来る人を想定して作られている画面、ということです。
チェック項目の1つ目にも注目してください。
「登録に関するサポートを電話で受けたいです」という同意欄が用意されています。
先ほど見たボーナス規約では、担当者と連絡を取って電話番号を認証するよう書かれていました。
つまり電話でのやり取りが、最初から流れに組み込まれています。
この画面まで進んで、入力していいのか迷って手が止まっている方もいると思います。
その状態でしたら、まだ何も失っていません。
FxVergeの口座は4種類、最低入金額は250ドル
FxVergeの口座は4種類あり、一番安いベーシックが250ドルからです。
口座の条件は、口座の種類というページに表で出ていました。

金額と条件を整理します。
| 口座 | 最低入金額 | 無料の出金 |
|---|---|---|
| ベーシック | 250ドル | 1回だけ |
| ゴールド | 25,000ドル | 毎月1回 |
| プラチナ | 100,000ドル | 毎月3回 |
| ビップ | 250,000ドル | 無料 |
注目してほしいのは右の列です。
250ドルの口座で無料になる出金は、最初の1回だけです。
2回目からは、後で見る手数料がかかります。
FxVergeのスプレッドは口座タイプでどれだけ違うか
スプレッドは、取引するたびに引かれるコストのことです。
同じ通貨ペアでも、口座の種類で数字が変わっていました。
| 通貨ペア | ベーシック | ビップ |
|---|---|---|
| 米ドル/円 | 3.3 PIPS | 1.9 PIPS |
| ユーロ/米ドル | 3.0 PIPS | 1.6 PIPS |
| ポンド/米ドル | 3.4 PIPS | 2.0 PIPS |
250ドルの口座と25万ドルの口座で、同じ米ドル円のコストが1.7倍違います。
1ロット、つまり10万通貨を売買するたびに、ベーシック口座では約3,300円が引かれる計算です。
少ない資金で始める人ほど、1回の取引で削られる額が大きくなる作りになっています。
藤原 広告で「コミッション0パーセント」と書いてあっても、コストがゼロという意味ではありません。
なおこのページには、日本語として明らかにおかしい部分がありました。

プラチナの申し込みボタンが「プラチナ碁」になっています。
英語の「Platinum Go」を、囲碁の碁と取り違えたまま公開されている状態です。
日本語のページを用意してはいますが、日本語が読める人が最後に確認していない、ということになります。
FxVergeの出金手数料と80ユーロが引かれる条件
FxVergeの出金手数料は、一般料金という文書に金額まで書かれていました。
まず通常の手数料です。

表の下に、別の条件がもう1つ書かれています。
| 出金方法 | 手数料 |
|---|---|
| クレジットカード・デビットカード | 3.5% |
| 電信送金 | 30ユーロ/30ドル/30ポンド |
| eウォレット | 1.5%から4.5% |
| 取引実績がほとんどない状態での出金 | 80ユーロ |
| 本人確認の書類を出せない場合 | 80ユーロ |
最後の2行を、読者の方の言葉に置き換えます。
口座にお金を入れたけれど、ほとんど取引しないまま「やっぱり返してほしい」と言うと、80ユーロが引かれます。
1ユーロを170円で計算すると、約1万3,600円です。
最低入金額の250ドルは、1ドル150円で計算すると約3万7,500円です。
LINEでも「まず少額だけ入れて様子を見ようと思っている」という相談をよくもらいます。
その250ドルが、返してもらうときに一番削られる金額だということです。
入金した額の3分の1が、返してもらうだけで消える計算です。
藤原 金融庁が「法外な出金手数料」と書いていたのは、こういう条件のことですね。
そして、放置した場合はこの比ではありませんでした。
FxVergeの口座を放置すると月1,000ユーロ引かれる
同じ文書の2ページ目に、口座を使わなかったときの手数料が書かれています。
金額が段階的に上がっていく表です。

円に直すと、こうなります。
| 使わなかった期間 | 毎月の手数料 | 1ユーロ170円換算 |
|---|---|---|
| 1か月まで | 0 | 0円 |
| 1〜2か月 | 150ユーロ | 約2万5,500円 |
| 2〜6か月 | 200ユーロ | 約3万4,000円 |
| 6〜12か月 | 625ユーロ | 約10万6,000円 |
| 12か月超 | 1,000ユーロ | 約17万円 |
さらに12か月を超えると休眠扱いになり、口座を使えるように戻すだけで2,000ユーロ、約34万円を払うことになります。
ここで最低入金額の250ドル、約3万7,500円を入れた人がどうなるか計算します。
2か月放置すると150ユーロが引かれ、残高は1万2,000円ほどになります。
その次の月に200ユーロが引かれ、残高はゼロになります。
つまり、入金して3か月ほったらかしにすると、1度も取引しないまま口座のお金がなくなります。
藤原 「取引をやめて放置しておこう」が、一番損をする選択になる作りです。
しかもこの手数料は、預けたお金から直接引かれると書かれています。
すでに口座に残高がある方は、いつ入金したのかを教えてもらえれば、今いくら引かれている可能性があるか一緒に計算します。
下のボタンから、今の状況をそのまま送ってください。
FxVergeのボーナスは出金までに1億ドルの取引が必要
FxVergeにはボーナスの制度がありますが、出金できる状態にする条件が現実的ではありませんでした。
ボーナス規約の中に、必要な取引量が書かれています。

条件は「ボーナスのドル額×20,000」の取引量です。
規約に載っている例をそのまま使って計算します。
| 項目 | 規約の例 |
|---|---|
| 入金額 | 5,000ドル |
| もらえるボーナス | 5,000ドル |
| 出金に必要な取引量 | 1億ドル |
| 1ロット10万通貨に換算 | 1,000ロット |
| ベーシック口座のコスト | 1ロットあたり約3,300円 |
| 差し引かれる総額 | 約330万円 |
75万円ほどのボーナスを出金できるようにするために、330万円のコストを払うことになります。
これは損得の話ではなく、そもそも達成できない条件です。
さらに90日以内にボーナス額の1万倍の取引量に届かないと、ボーナスは取り消されると書かれています。
藤原 出せないお金を残高として見せられている、と考えたほうが正確です。
もう1つ、受け取り方にも気になる記載がありました。
FxVergeのボーナスを受け取るには担当者との連絡が必要
規約には、ボーナスを口座に反映させる手順が書かれています。
担当のアカウントマネージャーと連絡を取り、電話番号を認証する必要がある、という内容でした。
つまりボーナスをもらう時点で、こちらの電話番号が相手に渡ります。
国民生活センターに寄せられている相談でも、この「担当者」が出金の場面で登場します。
出金を申し出たら、税金として160万円が必要だと言われて振り込んだ、という事例です。
担当者から追加の入金を求められている方は、振り込む前に一度、その文面を送ってください。
同じ手口を何度も見ているので、次に何を言われるかまで具体的にお伝えできます。
FxVergeの強制決済は予告なしで行われる
FxVergeは、証拠金が足りなくなったときの連絡を約束していません。
証拠金情報という文書に、こう書かれていました。

書かれている内容を整理します。
| 項目 | 文書の記載 |
|---|---|
| マージンコール | 会社に通知の義務はない |
| ストップアウト水準 | 20%から100%の間 |
| 決済の方法 | 事前の通知なく自動で決済される |
ストップアウトというのは、損失が膨らんだときに強制的に決済される水準のことです。
その水準が20%から100%の間、と幅を持たせて書かれています。
100%で決済されるのと20%で決済されるのとでは、残るお金がまったく変わります。
どちらになるかは、こちらでは決められません。
レバレッジ400倍と、通知なしの強制決済が組み合わさっている点が一番危ないところです。
では、納得できないことが起きたとき、どこに言えばいいのか。
FxVergeとトラブルになったら申し立て先はムワリの裁判所
FxVergeとの契約には、日本の法律が適用されません。
クライアント契約の41条に、こう書かれています。

内容は3つです。
| 条項 | 書かれていること |
|---|---|
| 準拠法 | ムワリの法律 |
| 管轄 | ムワリの裁判所のみ |
| 適用範囲 | 利用者がどこにいてもムワリ法 |
日本に住んでいる人が日本から口座を開いても、争うのはコモロ連合ムワリ島の裁判所になります。
アフリカ東岸沖の島まで行って、現地の法律で争うということです。
これは現実的な選択肢ではありません。
海外の会社であること自体ではなく、揉めたときの行き先がここだ、という点が問題です。
金融庁も同じ趣旨のことを書いています。
消費者庁の注意喚起でも、海外業者との取引は被害の回復が困難になると説明されています。
FxVergeへの苦情はフォームでしか受け付けない
裁判の前に、会社へ苦情を出す手順も決まっていました。

読むと、条件がかなり細かく設定されています。
| 項目 | 手順書の記載 |
|---|---|
| 受付方法 | 専用フォームのみ |
| メール・電話 | 受け付けない場合がある |
| 受領の連絡 | 5営業日以内 |
| 調査結果の回答 | 最長2か月 |
| 延長された場合 | さらに最長1か月 |
| 3か月返信しないと | 苦情は打ち切り |
出金できないという苦情を出しても、回答が来るまでに最長3か月かかる仕組みです。
その間、口座には毎月の未使用手数料が積み上がります。
急いで動かないと選択肢が減っていく、という話です。
FxVergeの口コミ・評判が出てこないのはなぜか
FxVergeについて、実際に使った人の口コミは1件も見つかりませんでした。
日本語と英語の両方で検索しましたが、レビューサイトや掲示板にも記載がありません。
私のLINEにも「調べても何も出てこないので判断できない」という相談が来ています。
口コミがないのは、それだけサイトが新しいからです。
| 確認項目 | 確認できた内容 |
|---|---|
| ドメインの取得日 | 2025年5月6日 |
| 日本語ページの画像の登録 | 2025年9月 |
| ライセンス番号 | BFX2025073(2025年の発行を示す番号) |
| 利用者の口コミ | 1件も確認できず |
| 出金できたという報告 | 1件も確認できず |
つまり、まだ1年ほどしか経っていない取引サイトです。
その代わり、同じ流れで被害に遭った人の記録は公的機関に残っています。

国民生活センターの報道発表資料から、相談内容を引用します。
500万円の出金を求めたところ、「出金には税金として160万円が必要」と言われ振り込んだ。しかし、「間違った口座に入金された」と言われ、再度別の口座に160万円を請求され、指示通りに振り込んだ。しかし500万円は出金されなかった
国民生活センター「SNS上の投資グループで勧誘される詐欺的なFX取引トラブル」より
相談者は60歳代の男性で、退職金の運用を学ぶために投資グループに入った方でした。
藤原 真面目に勉強しようとした方ほど、こういうグループに深く入ってしまいます。
FxVergeで同じことが起きたという報告は、現時点では確認できていません。
ただ、口コミがないことは安全の証明にはなりません。
FxVergeの日本語ページで見つかる不自然な表記
サイトを読んでいて、日本語として崩れている箇所がいくつもありました。
口座名のボタンが「プラチナ碁」になっていたのは先ほど見た通りです。
ほかにも、VIP口座が「ビップ」、フッターのリンクが「ムワリレジストラドットコム」と表記されていました。
URLをそのままカタカナに読み替えただけの表記です。
日本語のページを作った担当者と、日本語を話す利用者の間に、誰も立っていないことがわかります。
日本語で説明してくれる担当者がいるから安心だ、と感じている方こそ、一度その文面を見せてください。
FxVergeに入金する前に確認したい6項目
FxVergeに限らず、海外の取引サイトを勧められたときに確認してほしい項目を並べます。
この6つは、私が実際にFxVergeを調べるときに使った順番です。
| # | 確認すること | FxVergeの場合 |
|---|---|---|
| 1 | 金融庁の登録があるか | ない |
| 2 | 警告リストに同じ住所がないか | 16社が同じ住所 |
| 3 | ライセンスの発行元が実在するか | 中央銀行が架空と公表 |
| 4 | 出金手数料が明記されているか | 明記あり、最大80ユーロ |
| 5 | 使わない期間の手数料があるか | 月150ユーロから |
| 6 | 揉めたときの管轄はどこか | ムワリの裁判所 |
このうち2番の住所での照合は、名前を変えられても効きます。
会社名は簡単に変えられますが、登記の住所はそのまま残るからです。
背景として、警察庁が公表している数字も見てください。

警察庁「令和7年における特殊詐欺及びSNS型投資・ロマンス詐欺の認知・検挙状況等について」の数字です。
令和7年のSNS型投資詐欺は、認知件数9,523件、被害総額1,288億円でした。
1件あたりの平均被害額は1,358万円です。
被害者の年代は50代が最も多く、最初に接触するきっかけはバナー広告が最多でした。
この数字を知っていれば、次に同じ広告が流れてきたときに止まれます。
FxVergeは危険と判断|まとめ
FxVergeは、日本の登録を受けないままCFD取引を案内しているサイトでした。
調べた内容を、もう一度まとめます。

金融庁の警告リストにFxVergeの名前はありません。
ですが公式サイトが自ら書いている登記住所は、警告を受けた16社と同じ私書箱でした。
ライセンスの発行元は、コモロの中央銀行が架空の組織として公表している団体です。
そして規約には、口座を放置するだけで毎月お金が減っていくと明記されています。
私は、すぐに資産が何倍にもなるような話は持っていません。
でも、お金を預ける前に確かめる順番なら、具体的にお伝えできます。
「担当者から追加で入金するよう言われている」
「口座を作ったが、まだ入金はしていない」
どちらの方も、今の状況をそのまま送ってください。
入金前なら、ここで止まれば被害はゼロで済みます。
すでに振り込んでしまった、という方もいると思います。
その場合は、いつ、どの方法で送ったかを先に確認してください。
藤原 カード払いなら、カード会社に連絡して支払いを止められることがあります。
そのやり方も、状況を聞いたうえでお伝えします。
私が実際に取り組んで続けられたやり方も、必要なら並べて共有します。
比べる相手がいないまま決めてしまうのが、一番もったいないところです。
一言もらえれば、必ず返信します。

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