藤原 藤原

こんにちは、藤原です。

今回調べたのは、メールマガジンから案内されてくる寄付型クラファンです。

案内文には「国が認めた資金調達サービス」「完全無料」と書かれています。

サイトを開くと、当日中に30万円を給付すると出てきます。

藤原 藤原

毎月の生活費が足りない、という書き出しで届くメールです。

私も登録して、支援金を受け取る一歩手前まで進めました。

⚠️ 寄付型クラファンは詐欺の疑いが強く、絶対に申し込まないでください。

数百件の副業や支援金を調査してきた私が、画面ごと順番にお伝えします。

もう登録した方も、これから確認しようとしている方も、下のボタンから今の状況を聞かせてください。

寄付型クラファンは詐欺の疑いが強い|結論

寄付型クラファンは詐欺の疑いが強く、お金の情報を渡してはいけないサイトです。

無料と案内しておきながら、最後にカード情報を求められます。

サイトの案内はこうなっています。

当日30万円支給、生活応援キャンペーン実施中、当日支援、審査不要と書かれた寄付型クラファンのトップ画面

「当日30万円支給」「審査不要」「掲載無料・手数料なし」

見ての通り、お金を払う話はどこにも出てきません。

ところが登録して進むと、この画面が出ます。

支援金額とカード番号、有効期限、CVCの入力欄が並ぶ寄付型クラファンのクレジットカード入力画面

カード番号と有効期限、そしてセキュリティコードまで入力させる画面です。

支援金をもらう側として登録したのに、カードを登録する側の画面に着きます。

藤原 藤原

ここまで来た時点で、私はもう先へ進めませんでした。

寄付型クラファンを調べてわかったこと
  • 会社名も特定商取引法の表記も一切ない
  • ドメインが取られたのは2026年7月22日
  • それなのに累計35億円を集めたと書いている
  • 受け取った寄付金を非課税と説明している
  • 受け取りの手前でカードのセキュリティコードを求められる

どれも私が推測したことではなく、サイトに書いてあるか、画面に出てきたものです。

書いてある場所ごと、1つずつ挙げます。

「もうカード番号を入れてしまった」という方は、真っ先に連絡をください。

寄付型クラファンとは?寄付クラの仕組みと運営

寄付型クラファンは、困っている人と支援者を直接つなぐと説明されているサイトです。

サイト上の説明がこちらです。

誰もが支え合える社会へ、不測の事態や困難に直面した方々と温かい手差し伸べたいサポーターを直接結ぶ信頼の寄付型クラウドファンディングですと書かれた説明画面

読むと、一般的なクラウドファンディングの説明に見えます。

ここから、案内の入口と、名乗っている運営を分けて見ます。

寄付型クラファンはメールマガジンから案内される

私のところに届いたのは、副業系のメールマガジンでした。

書き出しは、こういう文章です。

「毎月の生活費が足りない…」「誰にも相談できず、限界に近い」そんな深い悩みを、一人で抱え込んでいませんか?

案内メールより

そのうえで「国が認めた資金調達サービス」だと書かれています。

ですが、どの官庁が何を認めたのかは一文字も書かれていません。

発行元として書いてあるのは「生活応援サポート窓口」という名前だけです。

藤原 藤原

国が認めたという言葉は、根拠を出さずに使える言葉ではありません。

寄付クラという略称で動くLINEアカウント

メールから登録すると、LINEへ案内されます。

友だち追加の画面がこちらです。

寄付クラ、個別サポートという名前のLINEアカウント。友だちの人数は296人と表示されている

アカウント名は「寄付クラ|個別サポート」で、友だちは296人でした。

累計35億円を集めたと書いているサイトの、公式の連絡窓口です。

35億円を扱う窓口の友だちが296人、という数の合わなさが最初の引っかかりでした。

寄付型クラファンが掲げる累計35億円は成立しない

寄付型クラファンが掲げている実績は、ドメインの取得日と噛み合いません。

サイトにはこう書かれています。

累計35億円を集めた独自プラットフォーム、一人当たり平均50万円以上の寄付、集まった寄付は非課税で全額給付と並ぶ寄付型クラファンの実績表示

「累計35億円を集めた独自プラットフォーム」「一人当たり平均50万円以上の寄付」

そこで、このサイトのドメインがいつ取られたのかを調べました。

確認項目結果
ドメインaid-social.org
取得日2026年7月22日
記事執筆時点の経過26日
掲げている実績累計35億円

公開から1か月も経っていないサイトが、累計35億円と書いています。

35億円を平均50万円で割ると、7,000人が受け取った計算になります。

26日で7,000人に配ったのなら、1日あたり269人です。

藤原 藤原

その規模の窓口の友だちが296人、という話に戻ってきます。

さらに、このサイトのページは全部が画像でできています。

その画像は、無料ブログの画像置き場から読み込まれていました。

35億円を扱うと書いているサイトが、自前で画像を持っていない状態です。

寄付型クラファンの体験談に出てくる金額と人物

サイトには、受け取った人の声が3件載っています。

金額とサポーターの人数まで書かれていました。

30代女性Mさん540万円115人、60代男性Uさん340万円89人、50代女性Hさん685万7000円165人と書かれた寄付型クラファンの体験談

顔写真はすべてぼかされていて、名前もイニシャルだけです。

注目してほしいのは、60代男性Uさんの文面です。

悪質な投資詐欺に遭い、老後の大切な資金を失って絶望していました

寄付型クラファンのサイトに掲載された体験談より

投資詐欺の被害者を、名指しで呼び込む文章が載っています。

一度お金をだまし取られた人は、取り返したい気持ちが強く残ります。

そこを狙って書かれた体験談だと、私は見ています。

藤原 藤原

被害に遭った方ほど、この一文で自分のことだと感じてしまいます。

登録後の画面にも、同じ形の投稿が並んでいました。

寄付型クラファンに登録して支援金の受け取りまで進めた

登録してマイページに入ると、すぐに受け取りを急がせる表示が出ます。

LINEに届いたのは、この案内でした。

ログインチェックとして、IDは登録メールアドレス、PWは7795で自動入力と書かれた寄付クラのLINEメッセージ

パスワードが「7795」と、LINEで全員に配られています。

ここから、届いた順番に画面を並べます。

寄付型クラファンのLINEで名乗る担当者

最初に届く挨拶文には、担当者の名前が書かれています。

サポート担当の亀井と名乗る寄付クラのLINE挨拶文。ご登録いただき誠にありがとうございますから始まる

サポート担当の亀井(かめい)と名乗っています。

ただし画面の上には、自動で返信していますと表示されていました。

担当者に見える名前が付いているだけで、返しているのは自動応答です。

寄付型クラファンのマイページで保留にされる支援金

ログインすると、すぐにこの表示が出ます。

支援金のお受け取りには初期設定が必要です、キャンペーン支援金のお受け取りが保留となっていますと表示された寄付型クラファンのマイページ

「キャンペーン支援金のお受け取りが保留となっています」

まだ何も申し込んでいない段階で、もう保留されている状態から始まります。

藤原 藤原

先に「あなたのお金がそこにある」と思わせる作りですね。

寄付型クラファンの支援リクエストで書かされること

次に進むと、支援リクエストの作成画面になります。

生活応援キャンペーン実施中、設定完了後に事務局より即日30万円の初期支援が贈呈されますと書かれた寄付型クラファンの支援リクエスト作成画面

「設定完了後、事務局より即日30万円の初期支援が贈呈されます」と出ています。

入力するのは、ニックネーム、支援が必要な理由、そして背景とメッセージです。

背景は30文字以上と決められていました。

私は「本当にもらえるのか確かめたい」と正直に書いて送りました。

支援リクエスト設定が完了いたしました、以下のボタンをタップして事務局にご報告くださいと表示された画面

設定はそのまま通り、事務局に報告するボタンが出ます。

審査不要と書いてある通り、内容は誰も読んでいないようでした。

そして報告したあとに出てきたのが、冒頭のカード入力画面です。

同じ流れで進んで、今この画面の前で止まっている方もいると思います。

そこで止まれていれば、まだ何も失っていません。

寄付型クラファンで実際に求められる費用とカード情報

寄付型クラファンは無料をうたっていますが、求められるのはカード情報です。

もう一度この画面を見てください。

支援金額とカード番号、有効期限、CVCの入力欄が並ぶ寄付型クラファンのクレジットカード入力画面

入力欄は、支援金額、カード番号、有効期限、CVC、応援コメント。

CVCというのは、カード裏面の3桁のセキュリティコードのことです。

案内での説明実際の画面
掲載無料・手数料なし支援金額の入力欄がある
完全無料で費用は一切なしカード番号を入力させる
審査不要ですぐ受け取れるセキュリティコードまで求める

お金を受け取る手続きに、セキュリティコードは一切必要ありません。

これは受け取りの画面ではなく、支払いの画面です。

金額を自由に入れさせる形なので、いくら決済されるかもこちらでは分かりません。

藤原 藤原

番号と期限とセキュリティコードが揃えば、ネットの決済はほぼ通ります。

もし入力してしまった場合は、時間との勝負になります。

カード会社に連絡して利用停止と再発行を頼むのが最優先です。

手順が分からなければ、順番をこちらでお伝えします。

寄付型クラファンの非課税という説明は誤り

寄付型クラファンは受け取った寄付金を非課税と説明していますが、これは誤りです。

よくある質問に、こう書かれています。

税金はかかりますかという質問に、当サービスで受給された寄付金は非課税対象となりますので、あとから税金を納める必要はございませんと回答している画面

「非課税対象となりますので、あとから税金を納める必要はございません」

個人から財産をもらった場合、贈与税の対象になります。

国税庁 No.4402 贈与税がかかる場合に、はっきり書かれています。

1年間にもらった額から差し引けるのは110万円までで、超えた分には税金がかかります。

サイトが掲げている数字を、この基準に当てはめます。

サイトの記載110万円の基礎控除で見ると
一人当たり平均50万円以上額によっては対象
即日30万円の初期支援他と合算すると対象になり得る
体験談の540万円明確に課税対象
体験談の685万7,000円明確に課税対象

体験談として自分で載せている金額が、そのまま贈与税の対象になる金額です。

税金の説明が事実と違うサイトに、資産の話を任せる理由はありません。

寄付型クラファンの運営会社と特商法の表記を調査

寄付型クラファンには、運営会社の情報が一切ありません。

ログイン画面にも、社名は出てきませんでした。

メールアドレスとパスワードの入力欄だけが並ぶ寄付型クラファンのログイン画面

サイトの一番下にあるのは「Copyright 2026 寄付型クラファン」という表記だけです。

念のため、よくある場所を全部たどりました。

確認したページ結果
特定商取引法に基づく表記見つからず
会社概要見つからず
プライバシーポリシー見つからず
利用規約見つからず
運営者名メールの発行元に「生活応援サポート窓口」のみ

事業者の名称も住所も電話番号も、どこにも書かれていません。

通信販売の広告には、これらの表示が義務づけられています。

消費者庁 特定商取引法ガイド 通信販売に、事業者名と住所と電話番号が並んで挙げられています。

メールに書かれていた「生活応援サポート窓口」も、会社名ではありません。

法人格も所在地も付いていない、呼び名だけの表記です。

この名前で法人を探しても、たどり着ける先がありません。

サイトが置かれているサーバーの契約者も、外からは確認できませんでした。

藤原 藤原

何かあったときに、連絡する相手すら特定できません。

似た形で支援金をうたうサイトは他にもあり、寄付タウンを調べた記事でも同じ確認をしています。

名前が変わっても、確かめる場所は毎回同じです。

寄付型クラファンの口コミ・評判が出てこない理由

寄付型クラファンの口コミは、1件も見つかりませんでした。

日本語で検索しても、利用したという投稿は出てきません。

寄付型クラファンの入口となる当日30万円支給、審査不要と書かれたキャンペーンとステップの案内画面

理由ははっきりしていて、公開から1か月経っていないからです。

確認項目結果
利用者の口コミ1件も確認できず
受け取れたという報告1件も確認できず
良い評判1件も確認できず
サイト内の体験談3件(すべて匿名)

良い評判も悪い評判も、まだ外には出ていない状態です。

私のLINEには、この形の支援金の相談が続けて届いています。

共通しているのは、受け取る直前で必ず何かを求められる点です。

藤原 藤原

先にお金や番号を出させる時点で、支援ではなくなっています。

口コミが無いことは、安全の証明にはなりません。

寄付型クラファンは絶対に申し込まない|まとめ

寄付型クラファンへの申し込みは、絶対にやめてください。

当日30万円支給、生活応援キャンペーン実施中、審査不要と書かれた寄付型クラファンのトップ画面

確かめたことを並べます。

サイトの言い分登録して確認できたこと
当日30万円を支給受け取りの手前でカード入力画面が出る
完全無料・手数料なし支援金額とCVCを入力させる
累計35億円を集めたドメインは2026年7月22日取得
受け取った寄付は非課税個人からの贈与は110万円超で課税対象
国が認めた資金調達サービスどの官庁かの記載なし
専任スタッフが個別サポートLINEは自動応答

掲げている数字は、どれ1つとして裏が取れませんでした。

生活費が足りない、というのは口に出しにくい悩みです。

そこに「審査不要」「今日中に30万円」と書かれたら、目が止まって当然だと思います。

気になったこと自体は、まったくおかしくありません。

止まるべきなのは、カード番号を入れる画面のところだけです。

私は、明日30万円が入る方法を持っているわけではありません。

ただ、公的な制度で受け取れるものが残っていないかを、一緒に確認することはできます。

「もうカード情報を入れてしまった」

「メールだけ登録して迷っている」

どちらの段階でも構いませんので、そのまま声をかけてください。

藤原 藤原

入力してしまった方は、まずカードを止めるところから一緒にやりましょう。

今のところ困っていない方でも、登録しておくだけで構いません。

同じ形のメールは、名前を変えて何度も届きます。

次に届いたときに、その場で聞ける相手がいるだけで判断は変わります。

藤原 藤原

届いたメールをそのまま見せてもらえれば、こちらで読み解きます。