こんにちは、藤原です。
「堀江貴文さんが生放送の直後に手錠をかけられて連行された」。
そんな見出しの記事が、いま出回っています。
読み進めた先に置かれているのが、Dzelamokruという取引サイトの登録フォームです。
そこで、実際に登録して実態を調査してみました。
⚠️ 結論から言うと、Dzelamokruは投資詐欺の疑いが強いので、お金を入れないでください。
藤原 同じ作りの広告についての相談は、ここ数日だけで何件も届いています。
これまで数百件のネットビジネスを見てきた私が、正しい実態をお伝えしていきます。
また、調べた中で優良だと判断できた副業や投資の情報は、私のLINEでお渡ししています。
気になることがあれば、下のボタンから遠慮なく聞いてください。
Dzelamokruは投資詐欺の疑いが強い|結論
Dzelamokruは投資詐欺の疑いが強く、入金してはいけません。
理由は単純で、お金を渡す相手が誰なのか、最後まで一切わからないからです。
そのDzelamokruへ人を運んでいるのが、こちらの記事です。

見ての通り、新聞社のニュース記事にしか見えませんよね。
藤原 これを本物の報道だと思って読んでしまうのは、無理もないと思います。
私は長年、投資の広告を見続けてきました。
実在の人物と実在の放送局を使って、ここまで手の込んだ作り話を用意する広告は、そう多くありません。
では、そもそもDzelamokruとは何を提供するサイトなのか。
もう登録してしまった方も、まだ見ているだけの方も、私に直接聞けます。
副業のこと、私が直接お答えします
DzelamokruはAIが自動で売買するという取引サイト
Dzelamokruは、人工知能が24時間365日、株や為替や暗号資産を自動で売買してくれる、とうたう取引サイトです。
公式サイトの一番上には、こう書かれていました。

「日本の公式取引プラットフォーム」という言葉が、いきなり出てきます。
何の公式なのかは、どこにも書かれていません。
そして、その下には利用者の数と評価が並びます。

19,000人が使っていて、19,000件のレビューで5点満点中4.9点。
ここまでは、よくできた投資サイトの体裁です。
藤原 数字が具体的だと、それだけで信じられそうな気がしてきますよね。
ただ、この数字は調べるとすぐに崩れます。
Dzelamokruのサイトは昨日つくられたばかり
dzelamokru.comというアドレスが登録された日は、2026年8月26日。
私がこの記事を書いている前日です。
生まれてから1日しか経っていないサイトに、19,000人の確認済みアカウント。
さらに会社概要のページには、こう書いてありました。
「56,300人以上のトレーダーが250以上の国々から毎日ログインしている」。
世界の国の数は200前後で、250か国という数え方は成り立ちません。
同じサイトの中でも、対応している国の数は120か国、93市場、250か国と、見る場所によって食い違います。
分析の説明には「9年以上のティック単位の価格履歴により訓練されています」とも書かれていました。
昨日できたサイトに、9年分の学習履歴。
- サイトの開設は8月26日、利用者は19,000人
- 対応国は120か国、93市場、250か国
- 顧客資産のオフライン保管は本文が97.0%、すぐ横のバッジが100.0%
- 流動性の準備金は232億5000万円、英語表記は115M(1億1500万ドル)
どれか一つなら書き間違いで済みます。
ここまで並ぶと、数字そのものが飾りとして置かれているだけだと考えるほうが自然です。
では、この数字を信じさせるための広告はどう作られていたのか。
Dzelamokruの広告は堀江貴文さんをかたる偽のニュース記事
Dzelamokruの広告は、新聞社のニュース記事の形をした作り話です。
見出しは「放送から37分後、手錠をかけられて連行された」。
日付は2026年8月27日、カテゴリは経済。
本文はこう始まります。
22時15分、実業家の堀江貴文がテレビ朝日のビル前で逮捕された。37分前、報道ステーションの生放送中に銀行システムを国民の貯蓄を食い物にする仕組みだと呼び、数百万人の視聴者に銀行が自らの投資に使っているプラットフォームを見せていた。
Dzelamokruの広告ページより
もちろん、堀江貴文さんがこの日に逮捕された事実はありません。
報道ステーションでそのような放送が行われた事実も確認できません。
藤原 実在の方の名前をここまで使うのは、さすがにやりすぎです。
そして記事の中では、削除されたはずの録画の書き起こしが延々と続きます。
広告に出てくる植田総裁と大越健介の対談は作り話
書き起こしに登場するのは、日本銀行の植田和男総裁と、報道ステーションの大越健介さんです。
三人の顔写真を並べて、対談の形で話が進みます。

顔写真は本人のものですが、この対談自体が存在しません。
書き起こしの中では、堀江貴文さんが銀行のやり方を批判し、植田総裁がそれに反論します。
最後は総裁が席を立って出ていく、という筋書きです。
そのスタジオの写真が、こちらです。

ここが、この広告の詰めの甘いところ。
本文はテレビ朝日の報道ステーションの生放送だと書いているのに、写真の左上には読売新聞オンラインのロゴが入っています。
さらにページの一番下の著作権表示は、「Nikkei Inc.」という別の社名でした。
一つの記事の中で、名前を借りられた報道機関が三つ。
孫正義の動画も広告のために作られている
書き起こしのあとには、ソフトバンクの孫正義さんが登場します。
自宅のキッチンから、堀江貴文さんを擁護するビデオ通話に出た、という設定。
そこで孫正義さんは「6ヶ月前からDzelamokru社を使っている」と語ったことになっています。
「私はソフトバンクをゼロから築き上げ、40年以上この国で税金を納めてきた」という一言つき。
再生数は24時間で280万回。
このやりとりも、事実として確認できるものは一つもありません。
記事の後半では、テレビ朝日のビル前に800人が集まってデモを起こした、という展開まで用意されています。

ここまで読むと、話の派手さで頭がいっぱいになるはずです。
藤原 派手な物語を先に読ませて、判断する力を奪うのがこの広告の狙いです。
私のLINEにも「デモまで起きているなら本当の話ですよね」という相談が届きました。
気持ちはよくわかりますが、この記事にある出来事は一つも裏が取れません。
では、この記事を信じて登録すると、実際に何が起きるのか。
Dzelamokruに登録するとどうなるのか
Dzelamokruに登録すると、取引画面には入れず、電話を待つ画面で止まります。
登録フォームで求められるのは、名前と姓、メールアドレス、そして電話番号。

見ての通り、投資の経験も資金の額も聞かれません。
聞かれるのは、連絡が取れる先だけです。
Dzelamokruの登録後は電話を待つ画面で止まる
登録を終えると、こういう画面に切り替わります。

24時間のカウントダウンが始まり、ボタンには「電話をお待ちください!」とだけ書かれています。
説明文はこうです。
Dzelamokru社はパーソナルマネージャーサービスを完全に無料で提供しています。登録を完了し、プラットフォームへアクセスするために、マネージャーからの電話に出てください。
Dzelamokruの登録完了画面より
つまり、電話に出るまでプラットフォームには入れません。
19,000人が使っているという取引画面を、自分の目で確かめる方法がないわけです。
藤原 中身を見せないまま先に連絡先だけ取る形は、私はあまり信用していません。
しかも、かけてくる相手がDzelamokruの社員だという保証もありません。
利用規約には、外部の提供者について「雇用も監督も推薦もしない」「彼らとのやりとりは完全に自己責任」と書いてあります。
自社のサイトで集めた連絡先を渡した先については、責任を負わないと先に宣言しています。
続いて、始めるのにいくら必要なのか。
Dzelamokruの料金は最低入金額40,000円
Dzelamokruを始めるのに必要なお金は、最低40,000円です。
ただし、この金額は公式サイトには一言も書かれていません。
金額が出てくるのは、偽のニュース記事の中だけでした。
広告の終盤には、登録手順が6つの番号付きで並んでいます。

3番目に電話、4番目に入金、という順番です。
お金を払うかどうかを決める前に、まず電話。
さらに対談の書き起こしの中にも、同じ金額が出てきます。

ここを、よく見てください。
「プラットフォームの名前は 、最低入金額は40,000円です」と、肝心の名前が入るはずの場所が空白のままです。
書き換えて使い回すための下書きが、直し忘れのまま公開されていると考えるのが自然でしょう。
藤原 名前が空欄のまま出せてしまう時点で、その名前は大事にされていません。
4万円という金額そのものは、投資を始める額として法外ではありません。
わからないのは、その4万円が誰の口座に入るのかです。
運営する会社の名前も、日本の窓口も、返金の条件も、公式サイトには一つもありません。
Dzelamokruの登録締め切りは広告を見た当日になっている
登録手順の6番目には、締め切りの日付が入っていました。
私が広告を見た2026年8月27日に、「登録締め切り:2026年8月27日」と書かれています。
サイトが作られたのが前日の8月26日ですから、開設した翌日が締め切り。
広告の末尾には「膨大な需要のため、日本での登録を1日20名に制限しています」という一文もありました。
その日のうちの締め切りと、1日20名という枠。
急がせるための材料だけが、二つ並んでいます。
ここまで読んで、すでに電話番号を伝えてしまったという方もいると思います。
まだ入金していない方も、もう振り込んでしまった方も、そのままの状況を聞かせてください。
調べてわかったことは、隠さずお答えします。
次は、広告が見せている実績のほうです。
Dzelamokruの実績と利用者数は数字が合わない
Dzelamokruが見せている実績は、確かめる方法がないものばかりです。
広告には、堀江貴文さんが司会者のスマートフォンでその場で登録し、30分で23,000円になったという場面が出てきます。
続いて、佐藤裕太さんという32歳のトラック運転手の体験談が載っていました。

30日で1,275,000円まで増えた、という話。
4万円が1か月で32倍近くになる計算です。
藤原 1か月で32倍になる運用を、私はまだ一度も見たことがありません。
この体験談には、取引の記録も口座の画面も出てきません。
出てくるのは、笑顔の顔写真と、日付ごとの金額だけです。
広告と公式サイトで利用者の数が食い違う
もう一つ、広告の末尾にある登録フォームを見てください。

ここには「1,720人以上のユーザーが4.8つ星と評価」と書かれています。
一方、公式サイトの表示は19,000件のレビューで4.9点。
同じサービスなのに、評価した人の数が10倍以上ずれている計算です。
さらにその下の一行は、「298 利用可能なもののうち 800 場所は既に割り当てられています」です。
298枠のうち800枠が埋まった、という日本語。
残り枠を見せて急がせるための文章が、計算すら合っていません。
こうなると、広告に並ぶ数字は根拠を持って書かれたものではないと考えるしかありません。
では、実際に使った人の声はどうなのか。
Dzelamokruの口コミ・評判は1件も見つからない
Dzelamokruの口コミは、良いものも悪いものも1件も見つかりませんでした。
サービス名で検索しても、掲示板の書き込みも、体験談も、比較サイトの記載も出てきません。
昨日できたばかりのサイトなので、当然といえば当然です。
強いて良い評価を挙げるなら、先ほどの「1,720人以上が4.8つ星」という表示です。
公式サイトのほうにも、19,000件のレビューで4.9点という表示が出ていました。

ネット上に1件も見当たらないレビューが、サイトの中では19,000件。
どちらも、広告と公式サイトが自分について自分で書いている数字です。
藤原 口コミがゼロなのに評価だけ4.8点、という状態が今のDzelamokruです。
その代わりに、同じ形の広告についての相談はいくつも届いています。
有名な経営者の方が逮捕されたという記事を読んで、続きが気になって登録しました。すぐに知らない番号から電話がかかってきて、最初に4万円を入れてくださいと言われて、怖くなって切りました。
LINE相談者さんより
ニュースサイトだと思って読んでいたので、途中で申し込みフォームが出てきて驚きました。もう名前とメールと電話番号は入れてしまっています。
LINE相談者さんより
※相談者さんには許可をいただいて掲載しています。
一人で「自分が引っかかったのかもしれない」と抱え込む必要はありません。
同じ広告を見て同じところで止まった方から、私のところに毎日連絡が来ています。
気になっていることを、そのまま聞かせてもらえれば大丈夫です。
最後は、運営しているのが誰なのか。
Dzelamokruの運営会社と金融庁の登録を調査
Dzelamokruの運営会社は、どこを探しても書かれていませんでした。
公式サイトのフッターにあるのは、プライバシーポリシーと利用規約と不正利用の報告だけです。
会社名も、代表者名も、日本の電話番号も、問い合わせ先の住所もありません。
唯一の連絡先は、プライバシーポリシーの末尾にあるメールアドレスが1件だけ。
日本のオフィスとして名古屋の住所は載っていますが、書かれている郵便番号は「460-2」です。
日本の郵便番号は7桁なので、この表記では郵便物が届きません。
日本語のサイトなのに、日本の住所だけがローマ字で書かれているのも気になりました。
藤原 お金を預ける相手の名前がわからない、というのはそれだけで答えが出ています。
Dzelamokruは金融庁の登録一覧に載っていない
日本で暗号資産の売買を仲介するには、金融庁または財務局への登録が必要です。
そこで金融庁の暗号資産交換業者登録一覧を実際に開いて確認しました。

令和8年8月21日現在で、登録されているのは全27社です。
一覧を最初から最後まで見ましたが、Dzelamokruという名前はどこにもありませんでした。
一方、公式サイトの下のほうには認可を受けている機関としてCFTC、FCA、SECの3つが並んでいます。
アメリカとイギリスの当局の名前です。
日本の公式取引プラットフォームを名乗っているのに、日本の登録だけが出てきません。
Dzelamokruの利用規約はアメリカ向けのまま
運営元をたどる中で、いちばんはっきり出たのが利用規約。
日本語のサイトなのに、利用規約だけが英語のまま置かれています。
しかも冒頭の見出しは「Terms of Service for the United States」です。
本文にも「アメリカ合衆国のトレーダーは、進める前に地域の金融規制を確認してください」と書かれていました。
日本向けに書いた文章ではなく、アメリカ向けの原文を国名ごと残したまま置いている形です。
同じ規約の中には、こんな一節もあります。
外部の提供者について、当社は雇用も監督も推薦も一切行わず、その品質や正確性や合法性について約束もしません。彼らとのやりとりは、すべてあなた自身の責任です。
Dzelamokruの利用規約より(原文は英語)
登録後に電話をかけてくる相手について、責任を負わないと最初に書いてあるわけです。
Dzelamokruに特定商取引法の表記はない
日本で商品やサービスをネット販売する事業者には、特定商取引法にもとづく表記の掲載が義務づけられています。
事業者名、住所、電話番号を出すという決まりです。
Dzelamokruの公式サイトには、このページ自体がありませんでした。
| 確認項目 | 確認できた内容 | 未確認 |
|---|---|---|
| 運営会社 | 記載なし | 会社名も所在地も不明 |
| 特商法の表記 | ページが存在しない | 事業者名・住所・電話番号 |
| 金融庁の登録 | 一覧に名前なし | 日本での登録の有無 |
| 返金の条件 | 記載なし | 入金後に戻せるか |
こうして並べると、確認できたことがほとんどないとわかります。
この形は珍しいものではありません。
国民生活センターのSNS上の投資グループで勧誘される詐欺的なFX取引トラブルでも、同じ流れに注意が呼びかけられています。
有名人の名前や顔写真が使われること、出金しようとすると追加の入金を求められること。
そこに並んでいるのは、今回とほぼ同じ流れでした。
そのうえで、今日の時点でこのサイトがどうなっているか。
Dzelamokruのその後の動きと最新情報
この記事を書いたあとも、Dzelamokruの動きは追いかけています。
2026年8月27日追記 Dzelamokruの公式サイトが開かなくなった
20時すぎまでは普通に表示されていた公式サイトが、20時16分に開かなくなりました。
もう一度アドレスを入れ直して確認したのが、この画面です。

見ての通り、サーバーのエラー画面だけが返ってきます。
人を運んでいた偽のニュース記事のほうも、同じ日にすでに開かなくなっていました。
前日に作られ、翌日には広告も本体も消える、という速さです。
藤原 消えたということは、直せば戻るという意味ではありません。
サイトが消えても、渡した電話番号やメールアドレスは相手の手元に残ったままです。
状況が変わればまた追記します。
Dzelamokruへの登録はおすすめしない|まとめ
Dzelamokruは、堀江貴文さんや植田日銀総裁の名前を借りた作り話で人を集めるサイトでした。
集めた先でやることは、電話番号を取って4万円の入金へ進ませること。

会社名も、日本の窓口も、金融庁の登録も、返金の条件も出てきません。
お金を渡す相手が誰なのかわからないまま、先に電話番号を渡す形になっています。
4万円が高いか安いかという話ではなく、渡した先が追えないことが問題です。
もし登録してしまっていても、あなたが悪いわけではありません。
新聞社の見た目をそのまま真似た記事なら、疑わずに読んでしまいますよね。
投資の情報は、検索すれば出てくる数だけならいくらでもあります。
その中から本当に安全なものを自分で見分けるのは、正直かなり難しいです。
現に今回の広告は、実在の総裁と実在の司会者を並べて、放送の書き起こしまで用意していました。
私はずっとネットビジネスの世界にいるので、どれが危なくて何なら続くのかは見ればわかります。
「電話番号を入れてしまった」
「もう振り込んでしまった」
「これから何かを始めたいだけ」
どの状況の方でも、いまの状態をそのまま送ってください。
私が実際に手を動かして続けているやり方も、あわせてお伝えできます。
今すぐ聞きたいことがない方も、登録だけしておいてもらえたら大丈夫です。
調べた結果や、いま自分で続けている投資の話を流しています。
次に気になる広告を見かけたとき、その場で私に聞けます。
藤原 「この広告どう思いますか」の一言だけでも構いません。
私はいつでも見ていますので、気軽にどうぞ。

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